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poetry

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長文、一行詩、 Twitterに投稿した詩、駄作。ぜんぶ。
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2021年10月の記事一覧

澄空

澄空

この大空が
蒼く染まる日も
灰を被る日も

自由気侭に飛びゆく
君の翼は
あんなに疲れて

けれど僕は
止まり木になんて
なれないよ

光の筋を道標にして
共に羽ばたく
もう一つの
翼になりたい

分厚い雲も
嵐さえも くぐり抜け

目隠しなど要らない空を

君と、飛びたいんだ

千代

千代

狗尾草の小路
白塗料の剥げた柵
乾いた風になびく秋桜

あの日の君の残像

ねぇ、千代
総てを知っても君は
此処で笑ってくれたね

飼い殺してしまうのが怖くて
手放す勇気もなくて

茶褐色の足踏みを
繰り返していた僕は
自己防衛の塊だった

秋桜が揺れて
栗色の髪が揺れて

君の横顔に
初めて見た、哀しみ

僕は君を飼っていたんじゃない
君が僕の籠に
入ってくれていたんだ

ねぇ、千代
総てを知っ

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在りたい

在りたい

君が
暗がりに
光を灯す月ならば

私よ
その背に広がる
空となれ

椿ノ願ヒ

椿ノ願ヒ

キレイな言葉ヲ 綴ってイテモ
演じる役柄、娼婦デス。

筆ヲ持つノモ
ソノ肌ニ触れるノモ
同じ女ノ、同じ手デス。

瀬戸際デ 踏ん張れド
時ノ経過ハ 容赦無く
衰えヲ 連れてキマス。

10年後、20年後
水分、色香失ッテ
枯れた私ヲ 見ないデ下サイ。

ドウカ、どうか
見ないデ 下サイ。

ワタシ去るトキ、朱く散りマス。

貴方ノ中、
1本ノ生花デ 在り続けたいノデス。