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気になるシューズについても知っておきたい アンダーアーマー《UAインフィニット》の巻

聞き書き・構成・ぼちぼち伴走:大田原 透(フィットネスエディター)#PR

皆さん、走っていますか~! さてさて、ロンドンブーツ1号2号田村亮が、50代のフルマラソンに向けて、再び走り出した「note」連載企画の番外編。1週間後に50代初のフルマラソン出場を控えた今回、ランニングシューズのお勉強としてフォーカスしたのは〈アンダーアーマー〉である。

訪ねたのは「アンダーアーマーブランドハウス新宿」(東京)。アメリカ発の〈アンダーアーマー〉における、アジア最大級のフラッグシップだ。新宿駅東口に直結する超一等地で、クルマでは何度も通っているが(便が良すぎて……)入るのは、実は今回が初めて。

ブランドの由来となる“アーマー=鎧”は、ユニフォームの下に着るコンプレッションウェアから。1996年にスポーツアパレルのブランドとして誕生した〈アンダーアーマー〉は、2009年からシューズにも参入。ここ数年では、トップ選手が履くカーボン入りのガチな競技用ランニングシューズも開発、幅広いラインナップを展開しているという。

↑「アンダーアーマーブランドハウス新宿」 東京都新宿区新宿3‐26‐11新宿高野ビル 1F/M2/2F ☏03・6384・2550。営業時間11:00~22:00。不定休。

今回試すのは〈アンダーアーマー〉クッション系の最高峰モデル!
正直に書けば、6~7年前に履いた〈アンダーアーマー〉のランニングシューズは、僕にとって少し物足りなかった。というのも、ランニングシューズと謳っていても、“アスリートが筋トレなどのトレーニングでも兼用できる……”という印象が残ったから。

でも、開発ラッシュが続くランニングシューズの激戦区に〈アンダーアーマー〉が本気で挑んでいると知り、しかもタイミングよく“試してみたら?”と声を掛けてもらった。“3年アップデートしないと時代遅れ”になる情報のアップデートに、まさにピッタリと感じたのだ。

「今回、亮さんにお薦めしたのは〈UAインフィニット〉という新モデルです。〈UAインフィニット〉には、エリートとプロの2タイプがあります。どちらも〈アンダーアーマー〉のランニングシューズの、いわゆるクッション系の最高峰モデルです」

と語るのは、「アンダーアーマーブランドハウス新宿」のセーリングスペシャリスト藤井将弘さん。2019年にオープンしたこのお店と商品を知り尽くす、接客のプロである。藤井さんに店内を案内してもらいつつ、2階のランニングシューズコーナーでお話を聞くことに。

↑ アパレルブランドとして始まる〈アンダーアーマー〉のオリジンと言えばコンプレッションウェア。写真右は「アンダーアーマーブランドハウス新宿」の藤井さん。元バレーボールプレーヤー!

最先端のクッションをもたらす「UAホバープラス」

「トップ選手が履くカーボン搭載のレーシングモデルだけでなく、〈アンダーアーマー〉は、ランニングのスタイルに応じてシューズのバリエーションを増やしてきました。〈UAインフィニット〉は、普段のランニングに最適なクッション性の高いシューズという位置づけのシリーズです」(藤井さん)

インフィニットの意味は“無限大”。藤井さん曰く、〈アンダーアーマー〉が誇るクッション系素材の“無限大の性能”を、履く人の好みに応じて選べるように《UAインフィニット エリート》と《UAインフィニット プロ》を用意したのだとか。

「着地時の衝撃を吸収し、それを反発力に変える〈アンダーアーマー〉のクッション系素材が『HOVR(ホバー)』です。今回の〈UAインフィニット〉では、さらに進化した『UAホバープラス』が搭載されています」(藤井さん)

↑左/《UAインフィニット エリート》重量310g(片足27.0cm)、ドロップ8㎜。メンズ25~30㎝(3色展開)。ウィメンズ22.5~26㎝(1色展開)。いずれも18,700円(税込)。右/《UAインフィニット プロ》重量300g(片足27.0cm)。ドロップ8㎜。メンズ25~30㎝(3色展開)。ウィメンズ22.5~26㎝(2色展開)。いずれも15,400円(税込)。 

無限大の性能”を2択から選べる《UAインフィニット》

《エリート》と《プロ》の一番大きな違いは、まさに「UAホバープラス」の使い方。《エリート》は、最新の『UAホバープラス』をふんだんに使い、最大級のクッショニングと反発性が得られるように仕上げたという。一方の《プロ》は、「UAホバープラス」を使いつつ、キャリアフォームという硬めの部材を加えることで、より安定性を高めたという。

実は、この取材を行う少し前に、静岡で行われたランニングバラエティ『しずゆる』のロケで、実際に《エリート》と《プロ》の両方を試している。その時に感じたのも、まさに「UAホバープラス」で走った時の、クッションの好み! 

なるほど〈アンダーアーマー〉のクッション系素材の“無限大の性能”の盛り付けの度合いを、走る人のフォームや目的、使用するシーンによって《UAインフィニット》は2択で選べるのだ。

↑ 通称『しずゆる』は、TOKAIケーブルネットワーク「トコチャン」で放送中の『亮と優の静岡をゆるく走ってみよう』のこと!TOKAIケーブルネットワーク制作。なお、Huluでもネット配信中!https://www.hulu.jp/ryo-to-yu-no-shizuoka-wo-yuruku-hashirimasenka?rsid=Tbd7dd9f20148aca0000002f00000001000000000000c90b

よく弾む《エリート》、安定性の《プロ》!

50代でのフルマラソンを目指す僕が、このタイミングで選んだのは《UAインフィニットプロ》。『ゆるしず』のロケでは、実際に13㎞ずつ走って試したが、《エリート》は確かにミッドソールの厚みも感じるし、よく弾む。それが嫌ではないのだが、履き比べるとなるほど《プロ》には安心感がある。

久し振りのフルマラソン前、自分のランニングフォームに自信がない僕にとって、《プロ》が備えている、走行時の安定性を重視したくなってしまう。今《プロ》を選ぶのは仕方がないのだが、《エリート》を弁護したくなるのは、坂道だ。上り坂が得意ではない僕にとって、不思議なくらいムッチャ走りやすいのだ。

「ミッドソールの『UAホバープラス』が、着地衝撃を推進力に変えることを体感したのだと思います。加えて《エリート》には、ドロップ(つま先とかかとの高低差)が8mmあります。ドロップが大きい方が、わずかですが前傾姿勢になるので、自然と前に進みやすくなります」(藤井さん)

↑ 左は「UAホバープラス」をマックスの《UAインフィニット エリート》。アッパーには「UAインテリニット・アッパー」を採用。右が、安定性に優れた《UAインフィニット プロ》。アッパーにはエンジニアードメッシュ採用。

どちらも名前のハードルは高いが、初心者でも安心して履ける(笑)
さらに、かかとからつま先にかけて、ロッカー(揺りかごのような形状)があるのも、転がるような走行をサポートしてくれるのだとか。確かに《エリート》は、《プロ》よりもロッカーが大きい。なるほど、《エリート》は坂道に強いのだ。

「《エリート》は、レース用のカーボンモデルなどを履く方の、ジョグやLSD(ロング・スロー・ディスタンスの略)にも使っていただけるシューズです。《プロ》は、亮さんが感じらえたように安定性に優れているので、走り始めたばかりの方、フォームに不安がある方の普段のランや長距離走、さらにフルマラソン完走のための一足に最適だと思います」(藤井さん)

思い出したのは、最初に《UAインフィニット エリート》と《UAインフィニット プロ》と聞いた時のこと。エリートとプロ……⁉ 正直、久し振りのフル出場に緊張する“僕レベルが履くシューズじゃない”と感じたのだ。実際は、初心者でも安心して履けるのだが、名前のハードルが高すぎて、履けんです(笑)。

だって「お前、ランニング始めたんだよな。何を履いてんの?」➝「ええと、《UAインフィニット エリート》……」➝「エリート⁉ 始めたばかりなのにエリートか!」と言われかねないでしょう……。いっそ、名前を《エブリワン》にしては?

↑ ちなみに亮さん、フルマラソンを完走するまで、いわゆる蛍光カラーのシューズは(恐れ多くて)履かないようにしていたとか。(完走経験がある)今は、差し色が気持ちを上げるので積極的に選んでいる。

自分が履いた時の感覚は、大事にしたい!”

「亮さんのように“無限大の性能”を履きこなせたら、それこそがエリートであり、プロです(笑)。今回《UAインフィニット》の登場によって、〈アンダーアーマー〉のランニングのラインナップに、より多くの方が普段のランで履いていただく“土台となるシューズ”が加わりました。《UAインフィニット》の発売を機に、これからはシェアの拡大を狙っていきます!」(藤井さん)

《UAインフィニット》に、大きな自信と期待を寄せる〈アンダーアーマー〉。今回の取材を通じて、格段の進化を遂げているランニングシューズ開発の“今”を知ることができた。そして何より、事前に2足を履き比べた上で藤井さんの話を聞けたことで、自分が履いた時の感覚が間違っていないことも分かった(嬉しかった!)。

久し振りに〈アンダーアーマー〉のランニングシューズを履いて、今まで抱いていた印象が一気に変わったことは新鮮な驚きだった。もし僕と同じように感じていたなら、お店に来て、実際に履いてみることをお薦めしたい。

「ぼちぼち伴走」編集後記

50代のフルマラソンを目指し、最終調整中の亮さん。最後までランニングアイテムのセレクトに余念がないのは、不安なのか、好調なのか、はたまた好奇心なのか……。ひとつ言えるのは、亮さんのランニングシューズを見る“目”が肥え、履いて走った感覚がさらに冴えてきたこと。

亮さんの強みは“無理をせず、楽しむ”というポリシーからブレない点。週末、笑顔でゴールを切るシーンが目に浮かぶようだが、最後の最後まで分からないのが42.195㎞の魔力であり、魅力でもある。吉報を、別のレース会場でお待ちしています(私はハーフを走っています!)

フィットネスエディター・伴走者 大田原 透

【外部リンク】

番組公式Instagram https://www.instagram.com/shizu_yuru

番組公式X(旧Twitter) https://twitter.com/shizu_yuru

【スタッフクレジット】

撮影/ステレオタイフーン

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