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昭和から続く「チェックシート」もソロソロ禁句。な件。

昔からある勉強ツールと言えば「チェックシート」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか?

覚えたい箇所に赤いマーカーを引き、緑色のシートをかざすとその部分だけ見えなくなり暗記に役立つツールだ。

同じ理屈で、赤い文字で書かれている箇所を見えないように隠す「赤シート」もある。

両方とも「チェックシート」と呼ばれている勉強ツールだ。

そして今この定番の「赤シート」に異変が起きている。「赤」に代わる「青」が人気らしい。

昨年コクヨから発売された「キャンパス 青色シートで暗記用ペンセット」の売上が好調だという。これは青シートで文字が隠れるオレンジのマーカーと水色の極細ペンとシートのセット商品で、文字を隠す仕組みは従来のチェックシートと変わらない。コクヨは2015年から赤シートのセットを販売していたが、なぜ今「青」なのか?

赤シートは以前から「目が疲れる」「眩しい」といった症状を訴える声があった。一方で青シートには眩しさがない。さらに赤シートはある特定の色覚特性のある学生には文字が見えてしまうことがあった。青シートにはそのような事はない。

眩しさや目の疲れに対応し、色覚特性のある方にも配慮した結果が「青シート」なのである。

コクヨの青シートは発売後目標比120%を達成。今月上旬にはシートのみのタイプも発売された。

スマホやPCによる目の酷使が言われるようになった現代、目に優しい文具は他者からも発売されている。ゼブラの「マイルドライナー」は蛍光ペンの「色が強い」「目にうるさい」などのニーズに応えた淡い色味のアンダーライン用マーカーだ。

また、「白い色のノートが眩しい」などの意見を受けた「目に優しいノート」には、コクヨの「カラーノート」や大栗紙工の「まほらノート」がある。視覚過敏などの眩しい症状がない人にも、クリーム色の紙のノートが選ばれる事も少なくない。

昔は「ハッキリクッキリ見える」事が文具に必要な事だった。目立たせる事が勉強や仕事に最も適していたからだ。しかしながら、現代は常にスマホやPCの画面を見ているため、目が疲れやすくなった。そんな疲れた目を休めるためにも「目に優しい」ツールは今後もどんどん増えていくのだろうと思う。

なんか学生の頃、緑色のチェックシートにずいぶんお世話になったなあと思い出した。ガッツリ赤いマーカーと、台風後の海の色のような深い緑のシートは、お世辞にも「精神的にリラックス」できるモノではなかった。迫る試験に追い立てられるような気分になりながら淡々と勉強をこなしていた記憶がある。ある意味プレッシャーがかかっていたわけだ。その結果テストで良い点を取る事もあったわけだが、もうそんな「昭和」なスタイルは絶滅していくのだろう。

目にも優しく、リラックスして勉強できる。

絶対そっちの方がいいもんね。

今日はここまで。

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