見出し画像

今はファンに訴えられちゃう時代なんですね、マドンナさん。という件。

歌手のマドンナさんが、ワールドツアー「セレブレーション」のパフォーマンスに関して、観客から訴訟を起こされた。

「今ってそんな時代なの?」と思ったのだが、そこは訴訟大国アメリカ、日本では予想もつかないことが発生する。

訴訟となっているのは、3月7日にロサンゼルスのキア・フォーラムで行われた公演だ。

この公演を見たジャテン・リベナス氏は「警告なくポルノを見せられた」と主張。虚偽広告や精神的苦痛などの被害を受けたとして、マドンナさんとコンサート主催者を訴えた。

この「ポルノ」はどいったことかと言うと「トップレスの女性がステージで性行為をまねる」ようなものだったようだ。

リベナス氏は他にも「空調を停止させたため温度が上昇し、体調不良になった」とも訴えている。
「暑くて不快なアリーナで何時間も待たせ、警告なしにポルノを見せるのはファンを軽んじている証拠である」と主張している。

マドンナさんが訴えられたのはこれが初めてではなく、2023年12月のニューヨーク公演に参加した観客が、開園が2時間遅れたことを理由に訴えられている。観客は遅延を「非良心的で不公平、かつ不正な取引にあたる」と指摘している。
一方でマドンナさん側は技術的な問題の発生が原因だとして、訴えを取り下げるよう求めている。
また、同弁護団は「理性的なコンサートの来場者、そして当然マドンナのファンは、チケットに記載された時間通りに主役のステージが始まるとは期待しないものだ」とも主張している。

「ポルノ」に関しては演出、遅延については「技術的な問題」としつつも「ファンなら時間通りに始まらなくても我慢するのが普通」と言う具合だ。

これを読んで皆さんはどう思っただろうか?

私としては年代で意見も分かれるのではないかなと思う。
今コンサートやライブに行くと、ほぼ時間通りに始まる。極端に遅れて始まることはない。若い世代の方は定時に始まるコンサートは割と普通と思っているのではないだろうか。しかしながら私が若い頃など、定時に始まるライブやコンサートなどはほとんどなかったように思う。まあ、1時間以上も遅れるなんてのは少なかったと思うが、10分や20分は普通だった気がする。観客も定時になってやっと自分の席に座るみたいな感じだ。
「いつ始まるかな~」といったワクワク感の方が、待たされている「イライラ」より全然上だった。たとえ2時間遅れて始まったとしても「しょうがないな~」と笑い話で終わっていたと思う。

今では遅れたら訴えられちゃうんだなぁと思うと、少しだけアーティストが気の毒である。芸術家なんて、わがままなのが普通なんじゃない?と思う。しかしながら、今の「時間」を大切にする世代の人が「自分の時間を削られた」と考える気持ちもわかる。時間は有限だからね。もったいないことはしたくはない。

そう考えると「遅れて開演」は訴えられる時代と考えた方がベターなのだろう。みんな、時間は守ろう。

そういえば、昔は遅れて開演が普通だったと書いたが「ストリート・スライダース」を観に行った時、まだ場内で席につかずうろうろしている人がたくさんいた開園10分前にライブが始まった。
「おいおい、先に始まっちゃったよ」と笑いながらイエーイなどと叫んでノリノリだったが、この時は「いやー、やっぱりロックスターはワガママでかっこいいなー『粋』だな~」と思った。

スターってそんなもんじゃない?

あ、「ポルノ的」の部分に関しては「それは演出だから分かりなよ」と思う。『粋』じゃないね。

今日はここまで。

現在フォロワー1000人目指し、毎日投稿中。時期を読んだら「スキ」してもらえると嬉しい。「フォロー」してもらえるともっと嬉しいです。

引き続き、どうぞよろしく!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?