ブランディングスキル　【MUP-WEEK8】

ルイヴィトンといえば？「茶色、高級」、無印良品といえば？「シンプル」スターバックスといえば？「おしゃれ、コーヒー」というようにブランドに対する共通認識があります。これがブランディングです。商品を売るならこのブランディングが不可欠となります。ここでは意外と知らない「ブランディング」についてお伝えしていきます。

ブランディングとは？

・1時間3000円の整体と30分2万円の整体の違いは？
いきなりですが、整体の業界はコンビニの数よりも多く競争が激しいです。実際に上記のような価格は存在します。
なにが違うのでしょうか？

「ん～、施術技術の差ですか？」

確かに関係ありますが違います。なぜなら、お客様側からしたら技術の差はあまり違いを感じておりません。（突出した効果を出せる施術者以外は）

例えば、美容院なんかどうでしょうか？1000円カットのお店もあれば5万するカットのお店もあります。しかし、カットの違いが驚くほど感じるお店って今まで出会ったことありますか？

「確かにないかも」

お客様が美容院を選ぶ理由が80％以上がなんとなくというアンケート結果もあるほどカット技術で差は感じていません。

では何が違うことで値段が大きく変わるのでしょうか？

それが「ブランディング」の違いです。

・ブランディングとは？
「ブランディング」を学ぶときにはよく「マーケティング」、「アドバタイジング（広告）」、「PR」を比較します。それぞれの意味説明できますか？

「全然わかりません。難しそうとしか思えません。」

そうですよね。私もそうでしたが、知ってしまえばそんなに難しくありません。

・マーケティングとは
特定の人に対し自分のイメージを伝える努力のことです。男の人が特定の女の人に対して「僕は頭が良いです。」と自分をアピールします。
整体であれば「うちのA整体はぎっくり腰が治りますよ」と特定の人に伝えることです。

・アドバタイジング（広告）とは
自分のイメージを不特定多数に伝えることです。男の人が不特定多数の人に「僕は頭が良いです。」と伝えることです。
整体であれば「うちのA整体はぎっくり腰が治りますよ」不特定多数に向けて伝えることです。

・PR
第3者から自分のイメージを伝えてもらうことです。男の人を知る他の人から女性に「彼は頭が良いですよ。」と伝えることです。
整体であれば「あそこのA整体はぎっくりが腰治るよ」と伝えてもらうことです。

・ブランディング
相手に自分のイメージを持ってもらう努力のこと。女の人から「あなたは頭の良い人です。」と認識してもらうことです。
「A整体はぎっくり腰が治るところだよね」と店側から伝えなくても認識されていることです。

「なるほど、ブランディング大事ですね」

そうなんです。このようにブランディングがしっかりしていることが一番の集客に繋がります。

ブランディングがないとどうなるか

ブランディングがない整体院は潰れます。
整体院はコンビニよりも多く、ブランディングがないと負のスパイラルに陥り潰れてしまいます。

「えっ？そうなんですか？」

詳しく説明していきます。
まず、ブランディングがないと同じ競合整体院と集客争いになります。
その為、取る対策として値段を下げるもしくは割り引きなどして集客をするいわゆる価格競争になります。
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価格の次はサービス競争です。何か健康に良い水をサービスで付けたり、時間延長をしたりします。
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それにはコストがかかります。（水代、人件費等）
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そして利益率も同時に下がります。
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利益率を上げる対策としてコスト削減をします。
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コスト削減の一環としてPRの削減をします。
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シェア率が下がり、集客も減ってしまいます。

このように負のスパイラルに陥ることで潰れてしまいます。

「このスパイラルにはハマりたくない」

そうですよね。現実問題、設立して年商5億円の企業は1.2％、さらにそれが5年続く企業はわずか0.3％しかありません。しかし、その0.3％の企業はすべてブランディングがしっかりしています。

「それだけブランディングが重要ということですね」

次にもう少し詳しくブランディングを説明していきます。

4つのブランディング

ブランディングには４つに分類されます。
コーポレートブランディング、プロダクトブランディング、マーケティングブランディング、セールスブランディングです。

・コーポレートブランディング：どう繋がるかのブランディング
［HP、ロゴ、パンフレット、代表者、提携先、資本金、法務、会社の信頼］
・プロダクトブランディング：何を売るかのブランディング
［価格、材料、パッケージ、デザイン、雰囲気、希少性、認可、資格、効果］
・マーケティングブランディング：どう広めるかのブランディング
［チャネル、ターゲット、メディア、口コミ、SNS、キャッチコピー、ストーリー］
・セールスブランディング：どう売るかのブランディング
［販売方法、提携先の選定、顧客選定、資料］

コーポレートブランディングは、整体院のブランドを構築し、整体院全体のイメージや価値を向上させるものです。例えば、ぎっくり腰専門というブランドを立ててHP、パンフ、お客様に繋がっていきます。

プロダクトブランディングは、整体院の何を売るかです。整体師の１％しか知らないぎっくり腰治療技術という希少性、高価格、資格を売り出していきます。

マーケティングブランディングは、整体院の広め方です。インスタを使用し、お客様とつながり治療前後の変化を可視化して送ります。送るがメンションをつけシェアしていただき広まっていきます。

セールスブランディングは、整体費を回数券で販売し、定期的にメンテナンスをしていくことを勧めてきます。

「なるほど、ブランディングにも種類があるんですね。それぞれのブランディングを確立することで唯一無二の整体院をつくり他院との差別化も図れそうですね」

まとめ

①商品を売るならブランディングで差をつけましょう。
②ブランディングがない整体院は負のスパイラルに陥り潰れます。
③4つのブランディングを確立し、自分の整体院を作りましょう。

以上、ブランディングについてまとまてみました。
参考にしてみてください。