見出し画像

『自己紹介』11年のキャリアでの変化

こんにちは、シンジです。


初めましての方も多いと思うので自己紹介します。
職業  :建設業
職種  :プラントエンジニア、コンサルタント、国立大学の非常勤講師
社歴  :11年目
年齢  :35歳
家族構成:妻、息子2人(3歳、0歳)


みなさんも一度は耳にしたことがある会社に入社し今年で11年目になります。
ある時は50連勤、またある時は250時間の残業など、今では考えられないくらいの時間を仕事に費やしていた時期もありました。
自分自身、特別な才能はなくいたって凡人だと自負しているので、器用に仕事をこなすよりもとにかく泥臭く働くことで存在をアピールしてきたのです。


しかし、そんな私も結婚し、2人の息子が生まれ、このままの働き方で良いのだろうかとキャリアを考えるようになりました。
20代後半~30代になると私と同じようにこれからのキャリアを考える人も多いと思います。
実際に私がどのように悩み、行動し、そして今に繋がっているかを包み隠さずお伝えさせていただきます。


呼吸するように働いた入社してからの6年間

大学院を卒業して、新卒で現在の会社に入社しました。
現在の仕事では、プラントの設計から現場の管理まで一貫して携わっています。
プラントエンジニアではありますが、現場まで担当するコンサルタントとイメージしてもらえれば分かりやすいかもしれません。


中学生のコーチや家庭教師など人と向き合う経験を多くしていたこともあり、人と関わる仕事をしたいなと思ったことが今の会社を選んだきっかけの一つです。


プラント業務なので、数年単位のプロジェクトは当たり前で、プロジェクトの金額は百数億になるものも多いです。
わたしが初めて主担当になった案件は数十億規模でした。
入社してすぐは、数十万でもこんな金額どう扱えばいいか分からん!って感じでしたけど、今は100億の案件もアサインされればそれなりにこなせるようになりました。


プロジェクトは現場ありきなので、本社にいるだけではなく年単位の出張をすることもあります。
函館だろうが、鹿児島だろうが、慣れれば日帰りでスケジュールを組むくらい出張の抵抗はないですね。
マイルとグリーンプログラムはありがたく貯めさせてもらってます。


グループ大手で給料も福利厚生も良かったこと、さらには海外の仕事がほとんどなかったこともあり、そこまで悩まずに入社しました。
また、実家が自営業だったこともあり、休みがないことに違和感がなかったことも建設業界の働き方に抵抗がなかった要因だと思います。
いま思えば、週5の会社で休日出勤ありきなのは意味が分かんないし、現場仕事ってきれいじゃないし、職人さん入れ〇入っている人多いしと中々の場所に飛び込んだなとは思います。。。


さらには、一人当たりの売り上げが2億を超えるので、それはもう業務量はえげつないです。
残業、休日出勤、深夜のトラブル電話、こんなのは日常茶飯事。
PCもスマホも個人貸与だから働きたければ好きなだけどうぞって感じなわけです。


Todoを決めても得意先から今日中に対応して欲しいと言われる日々。
「今やってる仕事の終わり見えなくね?」
「終電まではまだ1時間あるな」
「終わらなかったら明日の朝からスタバで仕事しよう」
「働いた分だけお金もらえるしいっか」


ただこれも育った環境のおかげかせいか、まぁ仕事だしこんなもんだよなくらいで考えていました。むしろ残業代もらえてラッキーくらいの感覚でしたね。


大学の友達がわざわざ旅行先にわたしが出張している場所を選んでくれたのに仕事が忙しいからと言って合流しなかったこともあります。
大学から付き合っていた彼女にも、働きすぎてて会えないから楽しくないと言われてフラれました。
相手が学生だったのでギャップがえげつなかったんだと自分に言い聞かせています。。


そんな感じで入社1年目から、
本社では7時~終電の週5勤務+土日もほぼ仕事、
現場では6時~日をまたぐまで(車通勤で終電がないので。。。)仕事をしていました。
このころはがむしゃらに力尽きるまで仕事をすることも楽しんでいた感じです。


当然ながら全社員がこんなに働いている訳はなく、新入社員の中で群を抜いて量をこなしていたこともあり、とりあえずあいつに頼めば勝手にどうにかすると評価をされていたことも後から聞きました。
結果的に、若手ながら名が売れたことは今でも良かったなと思っています。


一方で、残業はちゃんと全部つけろという上司の方針もあったのでサービス残業はしていません。
とはいえ、残業も青天井ではなく、36協定で月間と年間の上限があります。
上限がきたら次の月に回していたんですが、この働き方なので永遠に繰り越しが続き、結局全部つけられませんでした。。。
例えるなら、利息だけを払い続けて元本が減らない闇金みたいなものですかね。。


入社してから6年くらいはこんな生活を送っていました。
それでも趣味の時間もあったので、充実していたことは間違いありません。


結婚、コロナ禍、妻の妊娠。自分を見つめ直すタイミング

当時の彼女と別れてからは仕事にフルコミットしていたので、すぐに次の彼女が欲しいとも思いませんでした。


ただ漠然と、30歳までには結婚して子供がほしいなと思っていたこともあり、スキマ時間を見つけては合コンをし、いまの奥さんと29歳の時に結婚しました。


一年くらい付き合っていたので、アホなほど仕事をしていた頃も知っています。
あの頃のわたしにはホントに引いていたらしいです。
よく別れなかったですね。。。
でも、当時は平日に有給なんて考えたこともなかったので、浦安に住んでいながら平日ディズニーに行けなかったことを今でもチクチク言われます。


しかし、結婚したからといって、そんなに働き方は変わっていません。
平日は終電近くまで仕事をし、出張も多い。
結婚ですらわたしの働き方を変えるきっかけにはなりませんでした。


そして、一つの転機が訪れます。
わたしの働きぶりを評価してくれた上司が、自分の異動に合わせてわたしを引っ張ってくれたんです。
あの時は異動したくなかったこともあり、そんなに気分はよくなかったですが、冷静に振り返ると必要とされるってこんな嬉しいことはないですよね。


しかも、移動した部署で担当するプロジェクトは会社の歴史の中で一番のビッグプロジェクト。
正直、ワクワクが止まりませんでした。
もはや、仕事という点においては変態の域に入っていたと自負しています。。。


プロジェクトがスタートして約半年、そんな時にコロナ禍に入りました。
初めての在宅勤務、いったんストップになったプロジェクト、会社も試行錯誤しながら業務を行う日々、この時に初めて仕事の手が止まりました。
プロジェクトもそのまま中止。
異動して意気揚々としていたわたしには大きなダメージでした。
しかし、この時間がのちにわたしの仕事に対する考え方を大きく変えていきます。


少し時間を戻します。
コロナ禍に入る少し前に妻が第一子を妊娠しました。
里帰りで予定を組んでいたため、奥さんは実家に戻りましたが、都内に住んでいたわたしはそう簡単には里帰り先に行けません。
(東京者は地方に来るなと言われていた時期でしたね。。)


そのため、出産してから戻ってくるまでの約6ヶ月はまた一人になります。
過去のわたしなら迷うことなく仕事にフルコミットしていたでしょうが、まだまだコロナ禍だったので、以前ほどの仕事量はありませんでした。
在宅勤務も続いていたので、時間があるいまのタイミングを無駄にしたくないと動き始めたときでもあります。
外の会社を見てみようと決めたのもこのタイミングでした。


第一子誕生。働きたい気持ちと家庭を想う気持ちに揺れる日々

あっという間に月日は経ち、第一子が誕生しました。
そして二ヶ月後、いよいよ家族三人での暮らしが始まります。
世の中はまだコロナ禍の真っ最中とはいえ、仕事量は元に戻ってきたため、やるべき業務は余るほど。


一方で、子育てを妻一人に任せきれるかというとそんなことはありません。
わたしの母の世代は、父親は子育てをしないのが当たり前でした。
しかしながら、一世帯かつ賃貸での暮らしが増えている現代は、父親が育児参加しないと母親は倒れてしまいます。
育児はそれくらいハードなものだとわが子に教えてもらいました。


育児の開始と同時にわたしの葛藤が始まります。
仕事に全力で取り組みたい自分と育児参加をしたい自分、どっちも中途半端にしたくない。
本音を言えば育児は奥さんに任せられるところは任せて、わたしはこれまで通り仕事に全力で良いかなと思っていましたが。。。


まぁ、案の定そんなにうまく事は運びませんでした。
夜泣きの日々で溜まるストレス。
寝不足によって増える奥さんのイライラ。
思っていた以上に過酷な日々が待っていました。
しかも世間はコロナ禍。必要以上に気を張った毎日で白髪も増えた気がします。。


これまでアホみたいに仕事をしてきましたし、高校受験でも気が遠くなるくらい勉強した気がしますが、どんな仕事よりも受験よりも一番大変だと感じた時期でした。


ただ、何か行動を始めなければ現状は変わりません。
しかしながら、”自分の力で変えられること”と”自分の力では変えられないこと”があります。
変えられないことにいくら時間を使っても無駄なので、自分自身の環境や考え方を変えていくと決めました。


そこで、まずは外の世界を見ることにしました。
これまでは今の働き方に満足していたので、視野が相当狭くなっていたこともあり、あえて業界も広く見てみることにしました。


辿り着いた答えは転職しないこと

結果的に、このタイミングでは転職をしないことに。
その過程では、10人以上のエージェントとも面会し、数十社の情報もヒアリングしました。
活動の中で面接を通過した会社もありましたが、どの会社の人と話しても気持ちが乗ることがなかったんです。


そして、転職活動を始めて2ヶ月ほどたったころでした。
知り合いに紹介してもらったエージェントとの面談の中でこんなことを言われたんです。
「いまの会社って本当は辞めたくないんじゃないですか?辞めないで環境を変える方が良い方向に進むと思いますよ。」
何も言い返す言葉がありませんでした。


その一言で気付いたんです。
いまの会社に不満がある訳ではなく、環境を変えたいがためだけの転職になっていると。
いま振り返ると、そんな転職はうまくいくはずないので、転職しなくてよかったです。
そりゃ、どれだけ話を聞いてもいまの会社より魅力を感じないわけですよ。
だって、防御力MAXで転職活動してるんですもん笑


世の中では、環境が合わなければ転職が正解という風潮になっていますが、この経験とその後の会社生活を踏まえて、転職しないことも一つの正解だと感じています。


それでも、転職活動をすることで、いまの会社で何を変えればもっと働きやすくなるのかや、自分自身の市場価値を知ることなど、得られる経験値も多いのもまた事実です。
転職するつもりがなくても、転職活動自体は定期的に行うことをわたしはお勧めします。


自分の働き方を自分でつくる楽しさ

人に言われたことをどれだけこなしていても、それはあなたにとって本当にやりたいことではないはずです。
否定する人がいたら、それこそ会社生活であなたの価値が低くなっているのを認めたことになります。
本当にやりたいことをやる、ひいてはあなたが望む働き方をつくるには、思考と行動を変えることが必要です。

思考を変える

間違えた思考の代表例として、会社の不満を経営者のせいにすることがあります。
居酒屋で上司の愚痴を酒のつまみにのんでいるサラリーマン、自分が評価されないことを会社のせいにして喫煙所で話しているサラリーマン、こんな人を見るといつも残念だなと感じます。


だって、いくら不満を言っても会社や上司は変えられないですよね?
変えるべきは自分自身の思考です。


大前提として、出来ることなら会社生活を楽しみたいですよね。
週5日、9時~17時半の勤務であれば、人生の25%は会社生活に充てている訳です。
それを楽しまないなんて損じゃないですか。


「そんなこと言ったって、そう上手くはいかないよ。。。」
そんな声も聞こえてきそうですが、まずはその思考を壊していきましょう。
やっていないことをやる前から無理と決めつけるのは、思考停止に陥っているサラリーマン思考の典型です。


会社生活を楽しむために必要な要素は、日々のポストでも伝えていくつもりです。
反響が出てきたら、またどこかの機会で書こうと思います。


行動を変える

次に行動です。
これはやりたくないことに率先して取り組もうということではありません。
どちらかといえば、自分がやりたいと思っていることにどんどんチャレンジしていこうという意味です。


サラリーマンは、若手のうちは言われたことを素直にやることを美学とされています。
そのため、キャリアを積めば積むほど、言われたことを正しくこなすことが正解だと判断するようになります。
そこには当たり前という常識が先行しているため、その行動が自分のやりたいことなのかと考えなくなってしまうんです。


経験年数が長くなると、入社時と気持ちが変わり、会社生活を楽しめなくなる理由の一つでもあります。


では、どうやって行動を変えていけばよいのでしょうか。
それは、すべての行動に自分なりの考えを持つことです。


意識してみると分かるかもしれませんが、簡単なようで実は難しいです。
上司に頼まれた資料作成ひとつ取っても、この資料を頼んだ理由は何なのか、この資料の出来がどう影響するのかなど、考えるべきことは星の数ほどあります。
思考停止にならずに考えを持った行動をすることで、間違いなくあなた自身が目指す働き方の助けになります。


思考と行動が変わると、みるみるうちに環境が変わります。
その変化は、あなた自身で起こしているため、周りにもポジティブに広がります。
ここで、あなたが前に進もうとしている変化を否定する人がいれば、成長の妨げにしかならないので、そこは乗り越えていきましょう。


わたし自身、転職をやめ、いまの会社で自分がやりたいこと、作り上げたい環境を意識して働いてきた結果、自分のやりたいプロジェクトをいくつも立ち上げ、ある程度の自由を手に入れることができました。
そのおかげで、常に仕事に価値を感じて働くこともできています。


それにどんな仕事でも必ず飽きるタイミングがきます。
そんな時でも、新しい価値を見つけることができるようにすらなります。
しかも、サラリーマンであれば、どんなプロジェクトでも会社が後ろ盾となってくれるので、思い切ってチャレンジもできます。
会社を自分のサポート役にできたら、あとは楽しみながら働くだけです。


第二子誕生。家族も仕事もすべての時間を充実させる

そして昨年、第二子が誕生しました。
事前に妻との話合いで育休を1ヶ月取得することは決めていたので、今回はすぐに上司に伝え、何も問題なく育休を取得することができました。
一人目の時はまとまった育休は取っていなかったので、実質初めての育休です。


心の中ではもちろん不安もありました。
でも、ゆっくり育児に専念できる時も限られていますし、奥さんが上の子もを見ながら新生児の世話をするのは難しいだろうと感じていたので、そこは家庭を最優先しました。


昔のわたしであればその不安も消えないまま、モヤモヤした気持ちで育休に入っていたことでしょう。
でも、いまは違います。
仕事はしっかりと引継ぎ、育休中は家族にフルコミットすることにしました。


育休が終わり、仕事に戻る時の不安もほとんどありません。
自分なりの考えをもって、育休前後の行動を決めているからです。
自分で働き方をつくれるようになると、様々なシチュエーションでノンストレスな会社生活を送ることができます。


おわりに

仕事と家庭の両立ができるかどうかはあなた次第です。
いまの時代、キャリアと育児で悩まないサラリーマンはいません。
その悩みをわたしの経験をお伝えすることで少しでも軽くしてもらえればと考えています。


今後は切り口を変えながら、自分の働き方をつくる方法や会社での人間関係、キャリアと家庭の両立についてなどサラリーマン生活と切り離せない内容について記事を書いていきます。


興味を持っていただけた方は、ぜひこれからの更新を楽しみにしていてください。
わたしの経験値を全てお伝えし、あなたの働き方をつくるきっかけを提供させていただきます。


最後までお読みいただきありがとうございました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


追伸

近々有料noteをリリース予定です。
完成したから何名かの方にはぜひモニターをお願いしたいと思っているので、興味のある方は楽しみにお待ちください!

この記事が参加している募集

#自己紹介

229,488件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?