AI時代のプログラミングについてまとめてみた。
AIサービスを活用してプログラミングをする中で、自分なりに使い方が確立してきたので簡単にまとめてみました。
開発の進め方には個人差があるので、あくまで参考程度に。
はじめに
この記事ではどのような場面でどのサービスを使うかがメインなので、プロンプトの書き方には触れていません。また、使用頻度の高い機能に絞って書いているので、各サービスの詳細はドキュメントをご確認ください。
前提
サービス利用料より効率化を優先。
コードエディタはVSCodeを使用。
1人での開発を想定した内容。
使用しているサービス
※使用頻度が高い順、()内は使用モデル名
OpenAI Playground(GPT-4)
ChatGPT Plus(GPT-4・GPT3.5-turbo)
対話回数を抑えるためにGPT-4モデルを主に使用しています。GPT-3.5より精度が圧倒的に高くスムーズに開発が進みます。
GPT-4を無料で利用できるサービスもありますが、ベータ期間限定など一時的なので使用していません。
サービス別の特徴
OpenAI Playground(GPT-4)
料金:従量課金制
質問内容がAI学習に使用されないので、開発環境などの設定情報を渡したうえで質問でき、精度の高い回答が得られる。(念のため機密情報は入力しないように)
対話履歴を個別で削除できるので、スレッドの任意の場所へ戻って質問できる。
元々、APIの検証用サービスなので、temperature(ランダム性)などのパラメータが変更可能。
使っているとAPIの仕様を理解してくるので、OpenAIのAPIを採用したアプリケーション開発時に役立つ。
2021年9月までの学習データなので、ライブラリなどのバージョンが古い場合がある。
GitHub Copilot
料金:月額10ドル
コメントを書くとコードの候補を提案してくれる。
コード補完機能の精度が高い。
関連するファイルをタブで開いておくと精度が上がる。
クラスや関数単位のコード生成に便利。
VSCode拡張機能の「GitHub Copilot Lab」を使うとコード解説ができるので、理解を深めながら開発できる。
ChatGPT Plus(GPT-4・GPT3.5-turbo)
料金:月額20ドル
固定料金でGPT-4を利用できるが、3時間に25メッセージまでの制限がある。
GPT3.5-turboを使えるので、精度は落ちるが高速で回答が得られる。
質問内容がAI学習に使用されるので、機密情報を入力しないように気をつける必要がある。
2021年9月までの学習データなので、ライブラリなどのバージョンが古い場合がある。
※GPT-4に制限があるので開発中の利用頻度は低いです。
利用シーンと使用するサービス
下記以外の利用シーンもありますが、頻度が高いものに絞っています。
実装方法を調べる
開発環境構築や実装手順などは「ChatGPT Plus(GPT-4)」を使用。最初に大まかな手順を提示してもらい、詳細を聞いていく流れで進めています。
対話をしながら実装する
「OpenAI Playground(GPT-4)」を使用。スレッド内の任意の場所へ戻って質問できるので、様々な方法を試しながら実装できる。未経験の開発環境や言語の場合は特にオススメです。
細かい機能の実装
「GitHub Copilot」を使用。コメントから生成する機能が便利。
エラーを解消する
「OpenAI Playground」を使用。開発環境や設定情報、コードなどを渡したうえで質問すると精度の高い解決法が得られる。
コードの解説
ChatGPT Plus(GPT3.5-turbo)を使用。コードの解説は返答が早いGPT3.5-turboが快適。または、VSCode拡張機能の「GitHub Copilot Lab」や「ChatGPT – Genie AI」も便利です。
注意している点
AIの回答には間違いもあるので、きちんと内容を確認して実装を進めています。なるべく求めている回答を得るために、必要な情報を正確に渡すように心がけています。
おわりに
今後も新サービスが続々登場して開発環境が変わっていくと思いますが、いずれにしても開発が効率化できるのは有り難いですね。今後の動きも楽しみです。
AIを活用して開発したサービス
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?