見出し画像

前は本当に居心地がよかったか?

社会全体が変わり始めている。変わらざるを得ないから、変わり始めている。働き方や、人との付き合い方、子どもとの時間の持ち方、家族との過ごし方… …

私の同僚が「自分にとっての不要不急って何だろう?と考えています」と言っていたけど、本当にそう。この機会に自分の暮らしや大事にしたいこと、実は要らなかったというものを見つめたい。

五味太郎さんへのインタビューをネットで拝読した。五味さんの「コロナの前、本当に居心地がよかった?」というシンプルな問いは、とても刺さる。「こうなると、世界の全体像は誰もわからない。でも、これをなかったことにはできないんだから、乗りこえていくというより、前よりよくしましょうよ。」

意外とオンラインでできることって多いし、会えない分、あちらこちらで「ちょっとzoomで話そうよ」と言うようになった。私のような小さい子どもがいる人でも参加できるオンラインセミナーが増えたし、参加してみると遠方にいる人が「今日はオンラインになったから参加できた」と言っていた。はっきり言って、前よりいい。(もちろん、リアルの良さもたくさんあるのだけど)

反対に、自分の好きな場所もはっきりしてくる。今は行けないけど、状況が変わったら絶対に行こうと思う場所。友だちでも同僚でもないけど、そこに行けば会える人とは、こういう時に会えなくなってしまう。改めて、あの場所、そこで会える人のことが好きなんだなぁと思う。

自分にとって何が大事なのか。大事だと思い込んでいたけど不要だったものは何か。急ぎだと思っていたけど不急だったものは何か。こういう時にちゃんと向き合えば、人生はぐっとよくなる。

今考えずして、いつ考える?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?