マガジンのカバー画像

各社のOpsまとめ

37
各企業のOpsチームの取り組みから学ぶ。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

各社のOps戦士から学ぶ。

Ops業務をメインで担当するようになってから早数年。 できるようになったことも、まだまだ苦手なこともあるけれど、絶対的な正解はなく、最適解を導き出すのが仕事なのかなと感じている。 社内のオペレーションだから、フローは統一させていくのがベストだけど、依頼元の業務内容、体制、スキル、リテラシー、忙しさ度合いにより、対応手段やサポート範囲はさまざまだ。 リモートワークの普及やDX化、AI化の推進により、各企業では、オペレーションの可視化・言語化・構造化・仕組み化・脱俗人化・効率化

生成AIで議事録が60分→2分。96%工数削減した自動生成ツールの紹介

こんにちは、note AI creative(以下、nAc)の田中です。 nAcとして今までさまざまな社内の業務改善に取り組んできましたが、中でも「議事録作成業務」は負担の大きい業務の1つでした。 セールス・カスタマーサクセスなど顧客と対面する部署では特に議事録作成は重要な業務として頻繁に発生しますが、1回あたり最大60分かかっており改善の余地がありました。 nAcが作成した生成AIのソリューションを使うことで、作業量が96%も削減され、60分の作業が2分で終わるように

全力でオペレーション改善をしたら、人材紹介事業の売上がたった1年で6倍になった話

このnoteでは、僕らが2021年から2022年にかけておこなった「オペレーション改善」についてまとめています。 当時は1年間かけて、とにかく全力でオペレーションを作り込みました。そのときあった仕組みやルールのほぼすべてを、ゼロベースで見直して変えていきました。 その結果、単月の売上を1年で「6.75倍」まで伸ばすことができたのです。 数千万円だった売上は、数億円規模になりました。 なぜ、短期間でそれほどの成果を出すことができたのか? 今回はノウハウの棚卸しも兼ねて

DXがデラックス化にならないために小さな会社の広報はインプットとアウトプットだけ押さえておく【kintoneではじめた広報業務改善の記録 vol.02】

こんにちは! デジタルとアナログの間で楽しく仕事をしていたい、加藤葉子です。退職によってkintoneとともに担当していた広報戦略を離れることになったため、kintoneではじめた広報業務改善の記録を残しています。 前号では《人を巻き込まなければ業務は可視化されたとは言わない》というお話をしました。これを読んでくださったkintoneパートナーのギボンズさんが「見える化」は「見せる化」という記事を紹介してくれたのであわせてぜひお読みください。 今回は《DXがデラックス化に

ミスが許される領域で、生成AIを使う。

2024-05-31 社内のある部署で「 #生成AI を活用した改善をしたい」とのことで作戦会議。その部署がやりたいこと、いま抱えている課題を聞き、 #生成AI が向く業務、向かない業務を整理しました。判断ポイントとして「ミスが許されるか」がわかりやすい説明だと感じました。 ▼人間が生成AIのミスをカバーできるか?現状の #生成AI は発展途上。ドラえもんのように「 #自律型ロボット 」のレベルには到達していません。間が指示を出して生成AIが文章を書かせても、そのまま使う

note公式の脱・属人化を実現するInstagramクリエイティブ戦略ーブランディング5ステップ

インスタグラムは視覚的な印象がとても重要なSNSです。どうすればアカウントを魅力的に見せ、フォロワーにインスピレーションを与えることができるでしょうか…?noteでは昨年からインスタグラムでの活動を開始し、1年間の運用を通じて様々な工夫と改善を重ねてきました。 この記事では、効果的なアートディレクションとビジュアル制作運用のために実践した取り組みを5つのステップに分けてご紹介します。インスタグラムでブランディングを行う際の参考になれば幸いです! ステップ1: 立ち上げとル

非エンジニアの、エンジニアリングによる業務効率化の試み--Kanmu Tech Day レポート

(この記事は2019年3月に公開された記事です) 「バンドルカード」をはじめとするキャッシュレス決済事業を運営する、株式会社カンムです。 先日実施した「Kanmu Tech Day」をご紹介します。 「Kanmu Tech Day」とは、日常業務で感じている不便・非効率をテクノロジーで解決しようという趣旨のもと、毎月開催している社内イベントです。 これはイベント開催にあたりCOOから寄せられたメッセージです。 この言葉の背景には、カンム創業理念のひとつである「技術力と金

老舗薬局を進化させてみた(薬局DX)/4週目

株式会社OX3代表の真田です。 老舗薬局を進化させてみた、第4週目になります。気付いたら1ヶ月経っていましたので、今回は1ヶ月間の振り返りも兼ねて書いていきたいと思います。 1ヶ月で取り組んだことと振り返り目的:業務改善 正直ここのフェーズに関しては、マイナスであった部分をゼロに戻した感覚です。個人的には、「老舗薬局ほどDX化の効果がある」と思っておりますが、なかなかスムーズに進められているところは多くないのではないでしょうか。 その理由として僕が考えているのは ・当たり

僕たちがやっているのは「今までこうだったから」を壊す仕事 -僕がDXで起業するまでの話-

Marsdyは、「全ての企業の、『誰にでもできる仕事』を0に」することを目指し、日々の数値管理業務を自動化する「AutoDate(オートデート)」を提供しています。DeNAやGunosyでマーケティング・セールスを担っていたMarsdy代表の武藤大揮は、なぜ起業し、どのようにAutoDateを立ち上げたのか。その道のりを振り返りました。 マーケティングコンサルの中でニーズに気付いた――2018年に、それまで勤めていた会社を辞めて独立されていますが、当初はマーケティングのコン

クレディセゾンでDXを進めてきた5年間を振り返る

はじめにクレディセゾンに来てちょうど5年が経ったので、これまでの取り組みをまとめてみようかと思う。書き進めていくうちにとても長くなってしまったので、1年につき3トピックに絞ってあとはカットした。それでも5年分なこともありかなり長くなったので、目次から各トピックに飛んでもらえればと思う。社内の関係者も読むかもしれず、「自分のやったことが載ってない!」と思うこともあるかもしれないが、内製開発案件だけでも53案件あり全部載せるととんでもない量になるので許してほしい。それから、振り返

〇〇 Opsの広さと定義

CS Opsとしては1年半、〇〇 Opsとして1ヶ月。オペレーションという言葉に溺れそうになるくらい、この言葉は会社員になって頻繁に耳にするようになりました。こんにちは、Mariko Okamotoです。 オペレーションはなかなか都合のいい言葉です。この一言でまとめられてることは数多あり、実際どんなもんだい?というのは、企業によって、いえ正確には商材やビジネス形態によって異なると感じています。 オペレーション改善やってほしいんだよね、の一言から始まったり、自分がやりたいこと

40人のオペレーションチームが自分たちでタスクを選んで取り組む仕組みをNotionで作った話

はじめにはじめまして。シンプルフォーム株式会社の齋藤国興(くにおき)です。 普段はプロダクトチームの一員として、プロダクトやその根幹となるデータの企画、データを収集するためのオペレーションの構築などを行なっています。 今回はタイトルの通り、「40人のオペレーションチームが自分たちでタスクを選んで取り組む仕組み」(通称、「セルフアサインシステム」)をNotionで作ったので、作成までのプロセスや作成した結果の話をしたいと思います。 Notionでのタスク管理の仕組みを作ること

事例紹介【配車サービス×予約メール&経理連動 編】

私がココナラなどで請け負った200件以上の業務改善実績の1つです。 ※出てくる個人情報は全て仮のものです。 お客様情報株式会社たびたく 様 業種:配車サービス 設立:平成22年1月26日 資本金:400万円 株式会社たびたく様が運営する事業「旅宅便」は、2種免許所持のプロドライバーを手配するサービスを行なっています。車自体は利用者の自家用車、又は利用者名義で借りるレンタカーを利用します。必要であればレンタカーの手配もたびたくサイドが行なってくれます。詳しい内容については

1年がかりでMOpsなチームに変わったので、やったこと・気付いたことを書く

今年40歳を迎える筆者が対外的にどう見えているのか、たまにキャリアに関する相談を頂きます。が、毎回「オレに聞くな」と返します。なぜなら、筆者が抱える最大のコンプレックスは「キャリア」だからです。 部署移動が多かったのと、転職活動も職種・業界に拘っていないので、一貫性がありません。17年間の肩書を振り返ると、営業 ⇒ 開発 ⇒ データサイエンティスト ⇒ 経営企画 ⇒ R&D 兼 リサーチャー ⇒ マーケター ⇒ 事業開発 ⇒ マーケター ⇒ 現職(執行役員)…カタカナと伸ば