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誰も責めない療育


療育の施設では

様々な特性を持った子を預かります。

中には

重度~最重度の自閉症で

知的障害を併発しており、

強度行動障害もある

という子もいます。

発語と呼べるものがなく

コミュニケーションも難しいと、

欲求や要求に

気付いてあげることも困難です。

それでも

たまに目が合って

ほんの2~3秒でも
見つめてくれることがあると

いま私のことを
認識してくれたのかも…

という
嬉しい気持ちになったりします。


けれど

パニック発作などが起きたときに

原因や理由が掴み取れなかったり

前後関係、周りの状況、健康状態…

いろーーーんなことを

考えて考えて、

想像しても

分かってあげられない

発作を落ち着かせてあげられない

そういうこともあります。

そんなとき支援者は

無力感に襲われたり、

パニックを起こしている子と同じように
泣きたくなったり、

どうして?どうしたらいいの?
の渦で苦しんだり。


でも決して

自分を責めてはいけません。

誰のせいでもないのです。

もちろん、

パニックを起こす原因を探ったり、

事前に防ぐ方法を考えることは

対応策として必要なことです。

でも

どれだけ考えても

どれだけ対策をしていても

防ぎきれないことはあります。

子どもの特性に対して

真摯に向き合っていても

分からないことはあるのです。

子どもに寄り添うあまり

支援者の心が擦り切れてしまわないよう、

いい意味で割り切る。

根本的に

特性があろうとなかろうと

子どもへのリスペクトがあれば

割り切って向き合うことで

支援者自身が心の健康を保ち、

誰も責めない療育を

実現できると思うのです。



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