見出し画像

NIPPON SERIES OSAKA 【#86】

みんな、どうやって生きているのだろう。道ですれ違う人、喫茶店で新聞を読んでる人、居酒屋で酒を飲んだり、ラーメンを食べたり、仲間でどこかに出かけて思い出をつくったり、どこかから来てどこかへ行く人たち、普通に笑ったり怒ったり泣いたりしている、つまり今日を生きて明日もそのつづきを生きることのできる人たちは、どうやって生活しているのだろう。

川上未映子『黄色い家』の中にとても共感できる一節を見つけた。社会を構成する一人ひとりが発狂せず、危うい均衡ながら、当たり前に生活を営んでる奇跡に感嘆する。

すっかり季節は春に。ジムへ向かう足取りも軽い。銀座のパーソナルジムに通っているのだけれど、不思議と、トレーナー陣はみんな九州出身。今日は最近入った最年少のトレーナーにみてもらう。例に漏れず、彼も鹿児島出身。上京してきたばかりだから、訛りも普通にある。今日は腕と肩。上腕だけにピンポイントで刺激を入れるトレーニング方法をいくつか教えてもらう。

筋トレは瞑想の側面が強い。単に言われた通りに身体を動かせばいいわけではない。むしろ脳を用いて、特定の筋肉へ意識を集中させることで、刺激の効率性を高める。インドで瞑想していたとき、呼吸法のレクチャーを師範から受けていたときの記憶が蘇る。

家に戻り、GO三浦さんの新刊の文字起こし整理と構成作成。ややスケジュールビハインドなので、巻きつつも、この難しい仕事に正面から取り組む。

夕方からGCP高宮さんの『戦略論』の取材。コツコツ前へ前へ。

『鉄鼠の檻』に引き続き、1ヶ月半くらいコツコツと読み進めていた京極夏彦『魍魎の匣』も読了。文学と神学あるいは、科学書と宗教書が渾然一体となったかのような重厚な一冊。プロットそのものが教養の塊に昇華されている凄み。

AM11ジム。そのまま東京駅で新幹線に乗り込む。新大阪に向かう道中で、原稿整理。

新大阪からなんばへ向かう車内で小原晩さんのエッセイ『これが生活なのかしらん』を読了。

スーパーマーケットをふらふらしていると、ペヤングの超大盛りが目についた。  私はそれを三つ買って帰り、黒のマジックペンで『すべてがどうでもよくなったときのためのペヤング』と書いてみる。りんごちゃんの、めろんちゃんの、小原の、とひとつひとつに名前も書き入れ、台所に並べる。  すべてがどうでもよくなったとき、私はふたりのそばにいないかもしれないし、そもそも私ではなんの役にもたたないかもしれない。  ならば食い意地の張っている、きっと落ち込んだときにもたくさん食べるタイプの君たちに、ペヤングの超大盛りをひとつあげます。

メインイベントDay1A、開始からDay2直前のLEVEL14までずっとチップリで快走していたのに、時は突然やってくる。2連続で配られたQ,Qにより特大ポットを立て続けに落とし、ショートに。数分前まで高みの見物だったのに、虚しく散る。

飛んだみんなでお好み焼きをたらふく食べる。二次会は韓国のお友達のパトリックも合流して、大学生みたいな飲み。気づいたら吐き気を催し、朝だった。

意図せず目覚めてしまったので、いつもは寝ていて出場できないMorning Turboに、見せ場なく二発飛び。ホテルに戻って小休憩。

PM5からじぇいそるさんとタッグチーム参戦。ラストツーテまで粘るものの飛翔。切り替えて、梅田までラーメンを食べに行くことに。

ここから先は

776字 / 6画像
この記事のみ ¥ 500

ケニアで無職、ギリギリの生活をしているので、頂いたサポートで本を買わせていただきます。もっとnote書きます。