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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル感想

ここ最近で完結編をちゃんとやってなくてやった作品と言えばエヴァンゲリオン新劇場版の事を思い出す。
その世代に生きて作品を紐解いた者にとってはひとつの呪いのようなちゃんと終わっていない作品。
エヴァに関して言えばそこまで興味は無く、作品としてと言うより社会現象として興味があった親父にだしに使われて観に行った。
観たせいで狂った。その時観なくてもやがて観るだろう作品。
自分を沼に引き摺り込んだ作品として精神的な部分の形成のひとつになったに違いない作品。

人生において一番好きな映画はstand by meである。stand by me 、Goonies 、インディ・ジョーンズの順で好き。
宝箱とガイコツとかそういうのが好き。
全部親父からの影響。

最初にインディ・ジョーンズを観たのは魔球の伝説から。
シリーズの中でもかなりグロい描写が多めの作品なのに世界観が好きだったのかずーっと観てた。
その後レイダース、最後の聖戦。
最後の聖戦がシリーズの終わりだと思っていたら数年後にクリスタルスカルの王国をやって驚いた。

クリスタルスカルの王国はシリーズの中でも特に好き。

運命のダイヤル公開日。

字幕疲れそうなので吹き替え。
若い頃のインディの撮影どうやったんだ。
何年も続いてるナチスとインディの因縁。
複製品だったロンギヌスの槍とアルキメデスが作った数学の叡智のダイヤル。
インディは勤めていた大学を定年退職。
かつての戦友バジル・ショーの娘ウォンバットに巻き込まれるように冒険へ。
過去に対峙したユルゲン・フォラーからの執拗な追跡。そして運命のダイヤルの導く先はローマ帝国。
ここはかなりやられた。
アルキメデス本人と会うシーンでの台詞。
「2000年の時を旅して来た」「この時代に残りたい」
このまま過去のに残って終わるのかと。
何年も考古学に生き、時代を紐解いて来た人間が解明したかったその時代に降り立った時、その時代に残りたいと思うのか。
正直、自分に置き換えても求めているノスタルジーの時代に戻れたら、もうそこで暮らしたいと思うだろう。
老いさらばえたインディに自分や、その世界へ誘った親父の陰を見る。

洋画も邦画も好きだが生まれて数年後から観て来た作品の完結を観れてよかった。

映画はやはり劇場で観るのが良い。

END

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