メタバース活用事例
前回はメタバースとは何か、VRとの違いについて書いていきました。
ここではメタバースの活用事例を見ていきましょう!
Meta社が提供するメタバース空間
Meta社(旧Facebook社)は2021年8月に「Horizon Workrooms」のオープンベータ版を公開しました。
コロナ禍でリモートワークが普及したことにより、コミュニケーションツールを使用して会議をすることが増えました。画面越しに相手と会話することにも慣れたかと思いますが、いまいちコミュニケーションがとりずらいこともあるのではないでしょうか。
そんな時にMeta社がリリースしたのが「Horizon Workrooms」です。
リモート会議をよりリアルに
画像にあるように、参加者はアバターになり、まるで会議室で集まって話しているかのような風景ですね。
Workrooms内では顔の向きやジェスチャーがアバターに反映され、PC画面を投影したりホワイトボードに記入することができます。また、VRヘッドセットを使用するタイプですので没入感も得られ、画面越しの相手と、ではなく本当に対面で話しているような感覚を得ることができるでしょう。
ヘッドセットを持っていない方も、アバターではなく顔出しで参加することができます。
バーチャルストア・メタバースEC
メタバースは、小売・EC業界での活用も盛んにおこなわれています。
NIKEやGUCCI、FOEVER21、ラルフローレンなど、世界のグローバルハイブランドがこぞってメタバースに参入を発表しました。
バーチャルストアは店舗空間を3Dで設計・モデリングし、インターネット上で公開することで、誰でもオンライン上で来店することができます。メタバース上ですので、実際には存在しない外観のストアを作ることが可能です。
リアルでは店舗に入りづらい方や遠方にいる方も、気軽にウィンドウショッピングを行うことができます。
スタッフはアバターを介してユーザーとコミュニケーションを取ることもでき、実際の店舗に来店したかのような体験をユーザーに提供することができます。
ユーザーはスタッフとコミュニケーションをとりながら商品を選んだり、バーチャル上での衣類で気に入ったものがあればECサイトのように購入することもできます。
普段からゲームを通じた3D空間の行動に慣れた方にとって、このような購買体験はより人間味のある体験に映ります。
このように既存ECでは実現できない優れた体験性により、バーチャルストアを開設するトレンドができているのではないでしょうか。
コロナ禍とメタバース
このように、コロナ禍により私たちの身近な生活が制限されたり不自由になったことで、メタバースの普及に拍車をかけたことは間違いないでしょう。
これからもますます発展していくであろうバーチャルリアリティ、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
次回はNFTとメタバースの関係性についてみていきたいと思います。
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