映画『13デイズ』
映画『13デイズ』
(2000年/アメリカ)
監督:ロジャー・ドナルドソン
脚本:デヴィッド・セルフ
出演者:ケビン・コスナー、ブルース・グリーンウッド、スティーブン・カルプ
アメリカ大統領選も近いので、この映画を視聴。
キューバ危機に対応するホワイトハウスの13日間を描いた作品。まさに第三次世界大戦が予想される危機一髪の状況で、危機管理対応を描いている。基本的にはホワイトハウスの中での話が主なのだが、状況が二転三転し、戦争の一歩手前までいくなど、一瞬も目を離せない展開が最後まで続く。最後には希望を見つけ終わる。
よく日本の軍部を描く映画作品(特に昭和の大戦を描いた作品)は、軍人のちからが強く、政治家が押し切られることが多いのだが、アメリカはあくまで大統領が決定権を持つ、軍人の脅かしに近いセリフにもNoを言えるというのが素晴らしいと思った。
勿論この映画はドキュメンタリー映画ではないので、史実と異なる部分はあるのだろうが、アメリカの意思決定システムは、ちゃんと議論して、結論を導くということがよく分かる作品だった。
でも、ハリス氏やトランプ氏に、冷静な判断が出来るのかな?ケネディだからこそ、できたのかもしれない。ウクライナやパレスチナの状況を終結できる政治家なのかは、よく見極める必要があるかもしれない。視聴後、そんなことを思った。
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