(2023/04/13/木)火をおこす鏡『火竟』
この写真は先週の日曜日(2023/04/10/日)西都原古墳群に行った際に撮影した写真です。
撮影した写真を忘備録としてここに残して行きたいと思います。
本日の写真
銅鏡の展示スペースと解説文
こちらの写真は、いつも観覧させて頂いている博物館の鏡の展示スペースです。
こちらの県立西都原考古博物館の展示法や、解説等が凄く良いので、物作りをするのに参考になります。
この文章は誰が書かれたのか一度調べてみて、書籍が有れば購入してみたいと思います。
(職員の方に聞いてみたいと思います)
こちらの博物館は、展示方法も解説文も全て素晴らしいと私は思うので、行ける方は来館されることをお勧めします。
上記の白く大きな文字で書かれた解説文の横。
透明なガラスの上に黒の文字でうっすらと文章が書かれていました。
写真では判り辛く読みにくいと思うのですが、現地で展示ケースに近づいて遺物(鏡)を見る時にしっかりと読めるようになっています。
凄く良い文章の記載方法だと思います。
(このアイデアは作品を作る時にどこかで使えたらと思います。)
写真では見難いですが……現地に行くとしっかり読めます。
背景が透けているのがカッコイイです。
こちらの展示コーナーには三面の鏡が有り、それぞれ遺物のラベルが付いております。
上記の白い文字のすぐ横に『三角縁神獣鏡』が展示しており、文章を読んですぐ横に現物が展示されているのも凄く解り易いです。
三角縁神獣鏡
[三角縁獣帯三神三獣鏡]
出土地:西都原13号墳(西都市)
年 代:古墳時代
所 蔵:本館
方格規矩神獣鏡(ほうかくきくしじゅうきょう)
出土地:伝 祇園原(ぎおんばる)古墳群(新富町)
年 代:古墳時代
所 蔵:県立西都原博物館
重要文化財 四獣形鏡(レプリカ)
出土地:持田25号墳(高鍋町)
年 代:古墳時代
所 蔵:本館
原資料所蔵:耕三寺博物館[広島県]
「火竟」陰刻
最も気になった展示物『火竟』と感想
こちらの展示スペースで最も気になった展示物です。
この博物館には何度も行っているのですが、この『火竟』についての記載を見たのは初めてでした。
改めて細かく見て行くと新たな発見をする事が多いので、私は博物館が大好きです。
話がそれましたが、この『火竟』について詳しくしりたいので、今度図書館と博物館に行き調べたいと思います。
(実際の文章を残して保管したいと思います。)
しかし、太陽光を集めて火をつける為の鏡とは…
オリンピックの採火式で凹面鏡を使って、火をつける映像を思い出しました。
実際にオリンピックの採火式で使われる凹面鏡については、youtube動画等で見て頂くと判ると思いますが、大きな鍋の様な形の鏡を使用しています。
オリンピック採火式で使われる鏡より小さなこの鏡でも、火をおこす事ができたのでしょうか…
もしできたのだとしたら、その技術について調べ、作品に使って行きたいと思います。
この鏡の様な威信財(権威を示す様な物)の中で、光を集めて着火する構造を持つと言うのは非常に面白いと思います。
普通の遺物も素晴らしいのですが、この様な一ひねりしたような作品が私は好きなので、この展示と解説文を見付ける事ができて凄く良かったです。
この展示物を選定し、展示法や文章を考えて頂いた、多くの方々に心より感謝申し上げます。
今後もこの様な特殊な遺物と出会える様に、出来る範囲で色々な所に足を運びたいと思います。
2023/04/13/1600~1818
最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。