#小説
SNSというのは不思議だ
「SNSちゃん」が僕の全存在を支配しているときがある
僕はそこから逃げたいと思う。
でも、そんな簡単に逃げられやしない
僕は必死に走る
君は楽々と追いつく
僕は走る
君は追いつく
僕は走る
君はどこまでもついてくる
僕は必死に振り払う
君はしがみつく
僕は必死に振り払う
君はしがみつく
僕は気づく
しがみついているのは、僕のほうだ、と
追いかけているのは、僕のほうだ、
小説を書くのって、気恥ずかしいと思わない?
村上春樹は、小説を書き始めるとき一行目しか考えないらしい。
逆に言うと、一行目が決まればそのまま書き進めて、一つ小説が出来上がるらしい。
そういうのって、かっこいいと思わない?
と君が言う。
そうだね、
と僕が言う。
小説を書くのって、気恥ずかしいと思わない?
と君が言う。
小説なんて書いたことないからわからないな、
と僕は言う。
小説を書いてみるのも悪くないんじゃないか、と僕