「エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」」を読んだ。
こんにちは、くぎです。
エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」を読みました。
この本は、「エフェクチュエーション」という思考法について書かれた本です。
詳しい内容については、この本だったり、Youtubeを見るとだいたい、理解できそうです。
「エフェクチュエーション」を仕事に使う
エフェクチュエーションの考え方、仕事にすごく使えると思います。新しいことを始める時って、だいたい予測不可能。
災害対応に使う。
僕は自治体職員なので、自治体の仕事でいうと、例えば、災害。
災害の時って、準備は怠らないようにしているものの、予想できない部分っていうのも大きい。
そんな時に、「手中の鳥の原則」で、何ができるのか、何をすべきかを考え、「許容可能な損失の原則」によって、今できることを判断して、「レモネードの原則」で偶然も利用して活路を見出し、「クレイジーキルトの原則」で、関係者にできることの協力を仰ぎ、「飛行機のパイロットの原則」でコントロールしていく。
そんなことに使えそう。行き当たりばったりとも言われそうだけど、予測できていないことに対する対処として、かなり有用。
困りごと、地域課題に使う。
いろんな困り事がある。自治体にも困りごとの相談もよく持ち込まれる。正直できること、できないことも多くて、自治体も万能ではないけど。
エフェクチュエーション的思考は、そこでも役にたつと思われる。具体例は、思いつかないけど、最初は答えがわからない・行き先が見えてこない課題の時に、この思考法は役に立ちそう。
「エフェクチュエーション」を人生に使う
この本の、9章と10章は、人生でエフェクチュエーションを意識している事例が紹介されている。
どうなりたいかとか、どうしたいかって、はっきりこれっていうのが決まっていることって少ないと思うし、それ通りにキャリアを歩んでいる人って少ないと思う。
例えば、プロ野球選手だと、プロ野球選手になりたいって思って、練習したり、学校を選んだりとか、有り有りと夢が達成されている瞬間をイメージしながらそれに向かって取り組んでいくんだと思うけど、有り有りとした将来像が見えてない人や、そんな時期の人もいると思うので、そんな時は、エフェクチュエーションの思考法ってすごく使えそう。
自分は何を大事にしているのか?とか、どんな人なのか?を言語化して、許容できる範囲でチャレンジをして、偶然や、周りの人の協力を得ながら、チャレンジを実行し、そこから最初思っても見なかった気づきや新しいチャレンジや関係性を作っていく。
すごく、ワクワクする展開だ。
GROWモデルとの違いは?
エフェクチュエーションを回していくと、ワクワクする状況を作ることができそうだけど、回していくって考えると、コーチングのスキルでもある「GROWモデル」に似ている。
GROWモデルだど、最初に目標(G)があって、現状確認して(R)、選択肢(O)があって、意思(W)がある。リソースを使っていくこと、どんなことができるかの視野を広げる点や、チャレンジするという意思があることは、似ているような気がする。
どんな違いがあって、どんなところが似ているのか、考えるのも楽しそうだし、エフェクチュエーションの考え方をコーチングにも使えそう。
面白そうな本です。ぜひ手に取ってみてください。
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