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『自治体職員の「専門性」概念』を読みました。

こんにちは、くぎです。先日、公務員のコミュニティで話題になっていた本を読みました。積読すると、ぜったいに読まないと思っていたので、年末に読めてよかったです。

自治体職員の「専門性」概念―可視化による能力開発への展開

この本を読む目的

この本を手に取った理由は、「専門性」というキーワードです。「公務員が強みを活かす」について調べているので、この本が気になりました。「強みを活かす」につながる気づきがあればと思い、この本を手に取りました。

「倫理」、「専門的な知識技術」、「政策立案展開力」、「基礎」の4つのキーワード

この本で特に印象に残ったのが、「倫理」、「専門的な知識技術」、「政策立案展開力」、「基礎」の4つのキーワードで、公務員の能力を表している点です。

おけ理論

この4つの要素、「倫理」、「専門的な知識技術」、「政策立案展開力」、「基礎」が、おけ理論のようになっていているイメージが湧きました。

どんなに、専門的な知識技術があっても、基礎を持ち合わせていなければ、ファーストステップでつまづくでしょう。倫理が確立していなければ、違う方向に進んでしまうかもしれません。

そして、それが偏りになってしまっても、もったいない。もちろん、誰にでも偏りはある。僕は、「政策立案展開力」ってなかなか難しいよなって思っています。(「基礎」もダメダメなことが多いのですが。)

4つに分けられると、取り組みやすい

自治体職員の専門性を4つに分けられると、取り組みやすいということが言えると思います。

まずは、異動してすぐであれば、「専門的な知識技術」として、担当業務に必要な知識習得に時間をかけるや、「専門的な知識技術」として、業務に関係のあり、自分が興味のある分野の知識習得を目指すっていうこともできる。最近は、オンラインの進化で、自治体業務としての切り口でも、一般的な学びとしてもさまざまな学びの場所、リスキリングの場所が提供されているので、ありがたい限りである。

「基礎」をしっかりするってこともできる。「基礎」を把握しておくことは大事で、それを理解しておくことは、自治体で業務をすること必要なことだし、防げるはずのミスや摩擦を減らすことができる。知っておくべきことは、限られているので、これを知っておく・実践することは、最初のおけの板としてちょうどいいと思う。

4つのキーワードと業務の掛け合わせに、自分の強みを使っていく

「倫理」、「専門的な知識技術」、「政策立案展開力」、「基礎」の4つのキーワード、そして、担当業務の掛け合わせに、自分の強みや資質を使っていく。

例えば、調べるのが得意な人であれば、「基礎」として、先行事例の収集に努めたり、近隣の状況把握を行うことも、強みを使った専門性の磨き方になると思う。また、わかりやすい説明に努めることは、「政策立案展開力」を磨くことにつながると思う。

おけは一人では埋まらない時も

この本に直接触れられていることではないが、おけは一人で埋めようとしないということも、大事な要素だと思う。一人では埋めることのできない要素については、仲間の手を借りることも大事。

最後に

固めの自治体職員向けの本でしたが、とても学びが多い本でした。2024年は、こんな本も読んでいきたいなと思います。

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