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『フーコー入門』を読んで

本書は今日に至るまで生きてきた私を優しく抱擁した。

しかしそれは、
あの温もりに浸り潤ける私を騙すかのように、
現在の通念と訣別を強いる舞台へと場所を移していた。

そこで私は憤りながら、感涙せざるを得なかった。
「苦心して生きてる私の意義は何?」
その明確な答えを、この手に収めたからである。

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