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狭い家が好き 狭さが生む新たな世界

2021年に注文住宅を建てた。広さは24坪だ。

狭いかといえばもっと狭い家もあるので24坪は超狭いとは言えないかもだが、一般的に見たら広い方ではないと思うので、まあ狭い家でしょう。

この24坪の家、住んでみて、狭い家のメリットってあるなぁと思ったので、まとめてみる。

※ちなみにサムネの小屋は、淡路島のこぞら荘という、カフェ兼雑貨屋さん兼宿泊所のスペースにある建物です。かわいい。


1、手が届きやすい

狭いのでコンパクトにまとめるしかないので、物がだいたい集まってて、手に取りやすい。

我が家の収納は、ざっくり以下のようになっている。
①キッチンのパントリー(食料品)
②リビング横の小さい物置(掃除関係・子ども用品関係、ネット関係、プリンター関係)
③PCデスク周辺(文房具)
④洗面横の収納(洗面用具・お風呂用品・洗濯関係)
⑤階段下収納(各種ストック)
⑥子ども部屋(その他いろいろ)

ほしいって思う場所の横くらいにはだいたい物があるかんじになってるので、普通に便利だ。

また買ったものを収納する時は、狭い家の今ですらちょっと面倒なので、これで家が広くなって移動距離が増えたらより面倒だったかもな〜〜、と思う。


2、掃除の手間がマシ

単純に広いより狭いほうが掃除する箇所が少なくて楽だ。(あたりまえ体操)

うちでは毎週1回掃除機をかけて、30分もあれば終わる。だいたい2週に1回くらいはクイックルハンディもしてて、ぐるっと一周して+15分かかるかどうか。

家の中の段差や仕切りもあまりないので、掃除の面倒が少ない。


3、税金が安い

毎月5月に来るおそろしい手紙が、固定資産税の支払通知だ。土地と家屋に税金がかかる。

固定資産税は、計算する時に、固定資産税評価額が基準になるようだが、この算出には土地や家屋の面積も考慮されるので、狭いほうが安くなる仕組みだ。税金は安いに越したことはない。

ちなみにわが家の場合、2021年に住宅を取得していて、2024年5月の固定資産税(土地+家屋)で、86,000円だった。

なお、2022年3月末までに建った住宅については、固定資産税が3年間半額に軽減、長期優良住宅(低炭素住宅含)なら、5年間半額ということらしい。
私の場合は、家屋は取得、土地は義実家の土地なので、固定資産税86,000円のうち家屋分は半額のようだ。


4、物を増やさないように気をつけれる

置く場所があると、物が増えませんか?

私の義実家とかまさにそれで、24坪くらい→40坪くらい+庭+納屋のある家に引っ越ししたんだけど、凄い勢いで物が増えている。とくに納屋の中の物の量がすごい。

人は置けるだけ物を置きたくなるのかもなあと、その納屋を見る度に思っている。(もちろん何を買うかなんて人それぞれで、お金があって場所があって人に迷惑をかけないなら義実家の好きにすれば良い。)


物を買いたい所有したい気持ちが遺伝的要因なのか環境要因なのかは知らないが、置く場所があると増やしてもいいかなって思うし、置く場所がないと、もう置く場所ないしあんま物を増やしたくないなあって気持ちになるのかも。(私の家の場合は、今は新築なので、なおさら家をきれいに保ちたい気持ちになっているのかも)

少なくとも今の自分は、できれば物を増やすのは少なめにして、代わりに資産を増やしたり経験や知識や思い出なんかにお金を使えたらいいなあって感じの気持ちになっていて、このメンタルに今の狭い家は結構合っていると思う。あるいは狭い家によってそういうメンタルが作られているのかも。

小さい物欲が減ったのは、今の私にとっては良かったことな気がしている。


ということで、狭い家もそれはそれで結構良いぞ。

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