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ミニ小説「プッチンプリン」(日常)

困った。たった今、困ってしまった。
手に持っているこのプッチンプリンを、プッチンするか否か。
プッチンプリンの売りは、この容器に入ったプリンを皿の上にプッチンと乗せられるところだ。
しかし、そのためだけにお皿を出して、洗い物を増やしたくはない気もする。
たった一皿、されど一皿。
結局、そのまま容器で食べることにした。
食べ終わりに差し掛かった頃、私は後悔した。
花型のプリンカップの底にはスプーンでは取れずに取り残されたプリンがあった。


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*ひとこと*
読んで頂きありがとうございます!ルルルです( .ˬ.)"
こちらのミニ小説は、授業の一環で「普段の生活を物語に起こし、大袈裟に大きな葛藤を加えてみよう」というお題のもと、制限時間10分程で急遽作ったものです。

日常のくだらない、けれど共感できるような内容になっていればと思います。
少しでもクスッとしてもらえたら幸いです☺️🌷

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