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見えてくる世界1

ルルドロンドとはなんぞや?
私Sagoとは?
ルルドロンドって何だろう…その始まりと思われる部分、今回は私の子供時代からお話をしていきます。
一見関係ないようで、それぞれが意味あって繋がっている気がします。


私は小さい頃から絵を描いたり造ったりするのが好きでしたが、かといってそれだけをしていたわけではありません。小学校に上がった頃に、両親の知り合いからファミコンを譲り受けた事により、それが後に私をゲーム好きへといざなう事になります。
世間はスーパーファミコンの流れの中でしたが、ファミコンが私には衝撃の出会いでした。
それまで一切触れてこなかった存在にのめり込むまで時間はかかりませんでした。
画面を見ながら手元のコントローラーのボタンで操作をするのがどうしても難しいのです。
ジャンプしたいのに穴に落ちていき、自ら敵に当たりに行くんです。
もちろん死にたくはありませんが、私の意思とは別にキャラクターが倒れていく…。

始めは画面を見て、コントローラーを押して画面見てと交互に見ながら感触を確かめ、その現象に夢中になり、それが自然に画面を見ながら操作出来るように、いつの間にか画面に映るキャラクターが自分と重なっていくのが不思議でした。
キャラクターがジャンプすれば私も座りながらコントローラを上げ、勢い余ってはよくファミコン本体を読み込みエラーにさせていました。
頑丈でしたファミコン。
母もゲームをやっていたので、ゲームを見ながら寝るという、今の私がネットでゲーム動画を見ながら寝るのとあまり変わりない寝方を当時からしていました。

私はかなりのインドアな方ですが、小学生の頃はそれでもまだ外で過ごす事が多く、外で遊び、家で遊ぶのサイクルで、今の私からすると健康的な生活だったかもしれません。
門限を破ってよく怒られていました。


中学生になると家で過ごす事が増え、人と話すのが苦手な私にはゲームが相棒となっていきます。
アクションからシミュレーション、RPGだったりジャンルはわかりませんが沢山の作品の中を過ごしました。
絵は描いていましたが、好きなアニメや漫画、ゲームなどの要素を強く持ったキャラクターや世界をノートに描き考え、一人想像しては楽しんでいました。
ある日ノートを紛失し、クラスメイトに拾われ持ち主を探された時は、特に慌てる様子も見せずに名乗りあげ返してもらいました。
内心では瀕死です。

高校入試を控え漠然と絵の勉強がしたいと考えていた私は、それがどれだけ大変な事なのか考えず知らず、わからなかったというのが正しいです。
学校を探すのですが、勉強がとてつもなく苦手だった為かなり厳しく、それでも担任の先生が探してきて下さり、一つの目標は出来ました。
ただ勉強はおろか、実技の試験も本格的なデッサンなんてした事がない私が絶望的な状況で挑み、もちろん粉々に粉砕されました。

今の私自身、技術や画術、そもそも美術全般について表す事は到底出来ませんが、当時は尚更絵の基礎的な描き方、道具の使い方、技術、知識、入試で求められる物など何も持っていなかったのだから当然の結果です。
惨敗後私が絵を勉強したいのを知った当時の美術の先生が、私の為に時間を割き短期特訓メニューを作ってくださり、付け焼刃的な物であろうともどうしても入りたかったので何とかこなし、無事入ることが出来ました。
あの時があって間違いなく今があるので、当時の美術の先生には大変感謝をしています。

高校生活が始まりすぐに、最初のデッサン授業で衝撃を受けます。
考えてみれば普通科と違って、私のいるクラスは少なからず皆創作に通じる物を持っている人々が集まっている学科なので、そもそも皆がある程度は出来る人達なのです。
既に始めから桁違いの人も何人かいて、中学までは絵が多少描ける人という位置づけをされていた私は、自分が好きで描いていただけでもちろんそれを驕り高ぶった事はありませんが、それでも実際に基礎的な物はほぼ知らないし、皆が当時それぞれどう感じたかはわかりませんが、私はとても深く落ち込みました。
無い物は取り込んでいくしかない…それに重点を絞って課題をこなしつつ、未知との遭遇ばかりで学校生活にも辛うじてついていきながら、どこか煙の中にいるような感覚で毎日を過ごしていました。

ルルドロンドに繋がるそれが見えたのは、急にです。
私が認識し始めたのは高校二年生の頃、休み時間にいつものようにノートに絵を描いていると、それまでとは全く異質の物が見えて、何だかよくわからないけれど、描いていたんです。
この時の絵が後にルルドロンドに繋がる最初だと思います。まだ当時はこの世界が何なのか、名前すらよくわかりませんでした。それでもこの世界をもっと観てみたいと感じた事が良かったのかもしれません。
最初の絵は今は家の中のどこかに埋もれて見つかりませんが、いずれはちゃんと保管しなければ…。


ルルドロンドという名前を知るのはもう少しあとの話になります。

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