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頓服薬、必要な時に飲めていますか?  

頓服薬、必要な時に飲めていますか?                              

ご覧いただきありがとうございます。
双極性障害のるるです。

突然ですが私、
頓服薬が飲めるんです。

つい一年前、いや半年前までは
頓服薬を飲むことができませんでした。

頓服薬が嫌いでした。
対して役に立たないし、すぐ効かないし、
なんでこんなものを飲んで
ねじ伏せられて、治ったことにされるんだろうと思っていました。

だから飲みたくなかったんです。

パニックや癇癪を起こせば、すぐ頓服。
そんな繋がりが大嫌いでした。
頓服薬飲んだところで、何が変わるんだ、と。
頓服薬飲んだところで、なんの状況も現状も変わらないんだ、と。

その嫌悪といったら、
とてつもないものでした。

でも、頓服薬を飲めるようになったのは
私が自信や幸せというものを知ってからでしょうか。

私はそれまで自分に自信がありませんでした。
もちろん今でもいつでも自信なんて失いかけてしまいます。
でも私には大切に思える人がいて、その人たちが私に自信と幸せを教えてくれます。

季節が夏に向かい、偶然なのか必然なのか
私は体調が安定し始めました。
その期間はしばらく続き、私はずっと笑っていた気がします。
心があったかくて、踊るようで、
春のような温もりある、晴れやかな日々を
過ごしていたと思います。

でも双極性障害はそんなに優しくありません。
突然、その日は来ました。
私はパニックになりそうになって、
大泣きし始めました。
とても些細な理由だったと思います。
でもその時の私にとってはそれは大ピンチで
私は真っ先に、頓服薬に手を伸ばしました。

この日から私は、少しでも体調を崩すと
その瞬間に頓服薬を飲めるようになりました。

そして体調を崩すたびに、
「怖い」と言って、真っ暗闇の生活に戻る怖さに震え泣いています。

怖くて怖くてたまならくて、
嫌だという気持ち、暗闇に戻りたくない気持ち
が強く現れるようになりました。

その気持ちが私を頓服薬に導いてくれています。

そして私は頓服薬を飲めるようになりました。
頓服薬が落ち着かせてくれることを信じて、縋るように飲みます。実際に落ち着いた気がするのは、プラセボでしょうか。
でもプラセボでもいいんです。

毛嫌いにしては、嫌いすぎていました。

頓服薬、必要な時に飲めていますか?

私は頓服薬をお守りにして持ち歩いていますし、今では躊躇いなく必要な時に飲みます。

飲めなかった理由はプライドなのか意地なのか、わかりません。

でも私は頓服薬が今の自分には必要だと思い、これからもお世話になると思います。

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

またお会いしましょう。

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