【妊活】睡眠の質向上で、妊娠しやすい身体づくりを
睡眠の質が悪いと受精率が低下するという研究結果が英ウィメンズクリニックさんから出されています。
この研究では睡眠障害があるかないかのグループに分けて体外受精の結果を比較しています。
睡眠の質は受精率に影響する
赤松ら 日本IVF学会雑誌 Vol.23, No.1, 6-11, 2020
高度の睡眠障害があると受精率が低下する
体外受精を行なった患者さん1000名に睡眠に関するアンケートをお願いし、208名から回答がありました。
睡眠の質を睡眠障害なし、軽度の睡眠障害、高度の睡眠障害の3グループに分けて体外受精の結果を比較しました。
結果では、
睡眠障害なし 受精率 67.1%
軽度の睡眠障害 受精率 63.1%
高度の睡眠障害 受精率 48.6%
高度の睡眠障害があると受精率が低下することが分かりました。
また、
睡眠障害なし 胚盤胞発生率 63.2%
軽度の睡眠障害 胚盤胞発生率 57.1%
高度の睡眠障害 胚盤胞発生率 48.4%
高度の睡眠障害では、胚盤胞の発生率も低下する傾向があることが分かりました。
睡眠と妊娠との関係はマウスでの別の研究でも、受精率や胚盤胞発生率に関係していることが分かっています。
睡眠の質が妊娠しやすい身体作りに重要だということが分かります。
妊活中の女性はストレスを抱えている
アンケートに回答のあった208名のうち、73人に軽度あるいは高度の睡眠障害がありました。
特に高度の睡眠障害の患者さんでは、平均睡眠時間は5時間18分と睡眠の質だけじゃなく量も悪いようです。
家庭、仕事、通院などのストレスに加えて、不妊治療がうまくいかないときはさらにストレスが重なります。
僕自身も不妊治療がうまくいかなかった経験が多くて、そのときの悲しい気持ちや不安など強いストレスで寝られなくなったこともあります。
ストレスがあるときに、しっかり寝なさいと言われても寝られないことは僕もよく分かります。
生活習慣を見直して妊娠しやすい身体作りを
良質な睡眠が受精率や胚盤胞到達率を良くする傾向があることがこの研究で分かりました。
生活習慣を見直して、良質な睡眠を取れるようにして、妊娠しやすい身体作りを目指したいですね。
睡眠に関する本を読んでもらうと、睡眠改善のヒントになると思います。
僕は下に紹介する本を読みました。
睡眠の質を改善して一緒に妊活をがんばりましょう^^
スタンフォード式はオーディブルという音声コンテンツなら、今なら無料で聴けるようです。
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