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幸せな人たちに共通する人間関係の持ち方(1/2)


世の中には大きな家に住んでいて有名な企業に勤めていて、いつも高級レストランで美味しいものを食べているのに幸せを感じない人もいれば、住んでいるのが大きな家ではなく、名前の知れたところに勤めていなくても、毎日ごく普通の家庭料理を食べていても、すごく幸せを感じる人がいます。

この人たちは何が違うのかと言うと、それは良好な人間関係を持てているかどうかです。

実際、ハーバード大学が75年にわたって追跡調査した研究では、僕たち人間を最も幸せにしてくれるものはお金とか名誉ではなく、良好な人間関係ということが明らかになっています。

どんなにお金持ちで大きな家に住んでいても、旦那さんや奥さんとの関係がギクシャクしていると幸せを感じられない人がいるのはこれが理由です。

それに宝くじが高額な当選をした人を対象にした研究でも、当選者の幸福度は一時的には上がるけど、そんなに長続きしないということも分かっています。

むしろいきなり大金を得たとたんに生活がおかしくなり、飲酒運転と脅迫で何度も逮捕される、配偶者とは離婚した、みたいな例も少なくないそうです。

そして良好な人間関係をつくるためのテクニックみたいなのが世の中に沢山広まっていますよね。代表的なのは相手の話をじっくり傾聴するとかです。

もちろんそういうことも大事なんですけど、でも僕は幸せに見える人達にはもっともっと根本的な部分で共通した人間関係の持ち方をしていることに気づいたんですよね。

なので今回は幸せな人たちに共通する人間関係の持ち方についてお話します。

今回の話はめちゃくちゃ不幸のどん底という人だけじゃなくて、「不幸ってほどでもないけれども、なんだか人生に幸せを感じないんだよなぁ」という人、そして今の幸せな人生をもっともっと幸せにしていきたい人にもお役に立てると思います。是非最後までお付き合いください。

それでは、いきましょう!

1.愚痴や文句が多い人からは離れている

僕が幸せに暮らしている人に共通していると思うのは、愚痴や文句が多い人からは離れているということです。

「うちの上司は全然私のこと分かってくれない!」とか「うちの旦那は家でゴロゴロしてるばっかりで見てて腹立つ!」とか、会うたびに誰かの愚痴や文句を言ってる人って周りにいますよね。

なんとなく一緒にいるだけでいい気分にはならないですよね。だからもしあなたの周りにそういう人がいるんだったら、できるだけ早く離れていくことをお勧めします。

これは何となく分かると思うんですけど、いつも愚痴や文句を言っている人って、大抵その人自身が自分の人生に幸せを感じてないんですよね。

僕は今までいろんな人に会ってきましたけど、いつもいつも愚痴や文句を言ってる人の中で人生めちゃくちゃ幸せっていう人を見たことがないです。

そして愚痴や文句が多い人っていうのは、今だけ不幸なんじゃなくて10年後も20年後もずっと不幸になる可能性が高いって言われています。なんでかって言うとそういう人たちは大抵は物事の悪い面ばっかり見る癖があるからです。

どういうことかっていうと、物事って大抵は良い面もあれば悪い面もあるものですよね。例えば、自分が車を運転していていつも通ってる道で工事をやってたとします。そのせいでちょっと道路が渋滞になってるとしますよね。

そんな時に「何だよ何でこんな時に工事やってるんだよ、家に着くのが遅くなっちゃうじゃんついてないなぁ」って思うのか、「道路がボコボコしてると事故になったりタイヤがパンクしちゃう可能性があるから頑張って工事してもらえてありがたいなぁ」って思えるかで気持ちって全然変わりますよね。

それからなんとか家についてお腹空いた夕飯食べようと思ったのに冷蔵庫開けたら何も食べれるものがなかった。でももう夜遅いからレストランも閉まっちゃってる。でもなんとかコンビニは開いていた。

こういう時にも「なんだよコンビニしか開いてないのかよ!最悪!」と思うか、「コンビニは開いててよかった!これでお弁当も買えるしお惣菜も買うことができるしついてるなぁ!」って思えるかによって自分が幸せだと思えるかどうかは全然変わりますよね。

「なに綺麗事を言ってるんだ!」と思うかもしれません。でも僕たちの人生ではいつどんなことが起きるのかはコントロールできないです。

一方で、その起きたことに対してどういう捉え方をするのかはコントロールできるんですよね。

たとえ愚痴や文句を言ったところで不満が溜まってしまうだけになる。だったら自分にとって都合のいい解釈をした方が得だと思いませんか?
別に誰の迷惑になるわけでもないですよね。

でも物事の悪い面ばっかり見る癖のある人はこの先何年経っても悪い面ばかり見ようとする。もっとプラスの面を見れるようになれば、すごく幸せな気分になれるのになんだか残念という感じですよね。

だから一緒にいると愚痴や文句ばっかりを聞かされることになってすごくこちらが嫌な気分になるんです。

2.他人の不幸は自分たちにも感染する

ここからが大事なのでちょっと注意してほしいんですけど、他人の不幸っていうのは自分たちにも感染するっていうことが分かっています。

僕たち人間は周りの人の感情に影響されて自分も同じような感情を持つって言われてるんですよね。

これは僕達人間の脳にあるミラーニューロンという神経細胞が関係してるんです。

ミラーニューロンには、一緒にいる相手の感情を読み取って自分も相手と同じような感情になるって性質があるんです。イライラしてる人と一緒にいるとなんだか自分もイライラしてくるっていうのはこれが理由なんです。

だから愚痴や文句が多い人と一緒にいると自分たちもだんだん愚痴や文句が言いたくなるくらい不幸になってくる、だから愚痴や文句が多い人とはできるだけ早く離れた方がいいです。

そしてその代わりに幸せそうにしている人と一緒にいる時間を増やしてって欲しいんですよね。さっき僕は感情は伝染するから不幸な人と一緒にいると自分も不幸になってくるって話をしました。

この話は裏を返すと幸せな人と一緒にいると自分も自然と幸せになるっていう事でもあるんですよね。

実際、これもハーバード大学の調査で家族や友達など身近な人の幸福度が高いと自分の幸福度は平均15%高まるってことも分かってます。

ちなみに年収が100万円増えたとしても幸福度はたったの2%しか上がらないって言われてるんで、良好な人間関係による幸福度がいかに凄いかってことが分かりますよね。

これを読んでくれている読者さんは優しい方が多いと思います。たとえ愚痴や文句の多い人であってもその人との関係をなくしていくなんて冷たいことのように思うかもしれません。

その気持ちは決して間違ってはいないと思います。でもそんな時は思い出してほしいんですよね。

それは、自分の人生は一回しかないってことです。

一回しかない自分の人生なんだから、いかに自分を幸せにするかっていうことを考えていかないと、自分のためではなく誰かのための人生になってしまいます。

自分の人生は自分を幸せにするためのものなはずですよね、だからこそ自分を幸せにしてくれない人間関係を手放していく勇気を持ってほしいなと思います。

とはいえ・・・「人間関係を手放していきましょう」っていう話をすると、

「愚痴や文句が多い人が家族だったらどうしたらいいんですか?」
「家族だから離れられないんです」

って思う人もいるかもしれません。

「家族関係は特別なもの」って思う人が多いですよね。それはそのとおりで、家族っていうのは自分には良くも悪くも大きな影響を与えるものだからです。

家族との関係が嫌とはいえ

・いきなり家を出ることもできない…
・今は一人暮らしをするお金もない…

じゃあどうすればいいかと言うと、僕はいつもカウンセリングとかでお勧めする上手な家族との距離の取り方っていうのがあるんですよね。ということで、次回のnoteでより詳しく解説していきたいと思います。

けっこう家族関係で悩んでるって人はすごく多いので、次回はこの話をしようと思いました。

次のnoteを読んでもらえば、上手に家族と距離が取れて変に追いかけられたりまとわりつかれたりすることもなく、家族から解放された自分の自由な時間を楽しむことができる方法を知ることができます。

ぜひお楽しみにお待ちください!

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