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140字小説 「米愛好家」

お爺さんは、お米が大好きでした。様々な産地から、お米を取り寄せていたのです。噂を聞いた大富豪がお爺さんに、おすすめのお米を訊ねました。お爺さんは迷わず答えます。「食べられる米じゃ」食べられないお米とは何だろう。悩む大富豪にお爺さんは言いました。「お前さんに潰された田んぼの米じゃ」

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