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和服イラスト資料本レビュー①『着物の描き方 基本からそれっぽく描くポイントまで』

和服のイラストばかり描いている私の、勝手な『和服イラスト資料本レビュー』です。
「和服・着物イラストの資料本を買いたいけれど、どれを買ったらいいか迷う…」という方の参考になれば幸いです。
画像内の書影は「版元ドットコム」様より引用しております。


『着物の描き方 基本からそれっぽく描くポイントまで』
著者:摩耶薫子
発行:ホビージャパン
2016年発売

勝手に判定:[初心者~中級者向け]


初めて着物を描き出した頃に大変お世話になりました。
今もよく、細かい箇所の描き方が分からなくなった時に参考にさせていただいています。
和服イラストデビューの方におすすめの一冊です。

初心者の方の場合、写真を見ても「どこが書くべき線なのか分からない」ことが多いんじゃないかと思います。
あとは、
「そもそも和服の構造が分からない」
「(右前・衣紋抜きなどの)描く前提となる知識がない」
ために、どう描いていいか困ってしまうことも。

分かりやすい解説で、〝和服の絵を描く上で”大切な知識を全般的に且つ細かく教えてくださっています。
袖はどう動くのか、男女の和服の違い、和服のバリエーション、帯の結び方、和服の履物など。

筆者の方の綺麗な線で絵に描いてくださっているので、どこが書くべき線なのかとても分かりやすいです。
寝ころんだり走ったりといったポーズの和服イラストもあります。
一部、実写のカラー写真も載ってます。

まずはこの本を一冊持っていれば、着物の描き方の知識はバッチリではないでしょうか。
「知識は全然無いけれど浴衣・着物・袴を描いてみたい」
「描いている漫画に着物姿が出てくるので描き方が知りたい」
という人にぜひ。




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