【140字小説】団欒 1 徒然なる相想草@ルリニコク 2024年3月13日 22:58 美しく張った空気が頬を包む。大粒の雪が内緒話をしながら辺りを青白く灯す。小さな手で大袈裟な引き戸を閉め黒い木の廊下を少し鳴かせて部屋に戻る。石油の香り。大晦日の番組。コタツと丸々ふとったみかん。祖父母はいつしか灰となりやがて雪もあまり見なくなった。/ルリニコクみみみ▲ルリニコクHPへはこちら▲ ダウンロード copy #小説 #ショートショート #140字小説 #大晦日 #祖父母 #ルリニコク 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート