依頼小説(一次創作 ダニエルとテオ)
「次の依頼の場所に行くには、村そして山を越えて行かねばならないのですね。全く面倒ですよ…」
ふう、とため息をつくのは、黒スーツを着たチャコールグレーの髪色で、金色の目をした高身長の青年であった。
それに対して、隣の黒髪で赤い目をした青年が呆れた顔をした。
「めんどくさいって言いながらも、何で付いて来たんですか?」
「そりゃもう!テオが心配で心配で…お店のことよりも心配だからですよ!」
「はいはい…。全くダニエル先輩ったら何回<臨時休業のお知らせ>の紙を貼ってるんです?そのうち