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攻撃的な人と聞いて

今朝、めぐまつさまの、心が疲れている人が多いという記事に大いに共感しました。こちらの記事です。

この頃心が病んで攻撃的になっている人が多い、と聞いて、真っ先に浮かんだのが友人が遭遇した青年です。

友人は同級生で、性格がおっとりしていて優し気な雰囲気の、いかにもいい人です。いつも自転車で会社に通勤していますが、少し前のこと、前方にヘッドホンを付けて歩いている人がいたので、すれ違うすこし前に控えめに自転車のベルをチリリンと鳴らしたところ、いきなり背負っていたリュック型のバックを鷲掴みされたのだとか。

歩行者と変わらないくらいスピードを落としていたので、何とか自転車ごと倒れることは免れたものの

「お前、今、俺に向かって自転車のベルを鳴らしただろ!」

と、すごい剣幕で怒鳴られたそうです。

「ベルは人に向けて鳴らしたらいけないんだよ! 違法だよ! 違法!」

「そんなことも知らずに自転車に乗ってるんじゃないよ! 馬鹿!」

「謝れよ! 謝れ!」

その間、リュックは鷲掴みされたままで、身動き出来なかった友人は謝るしかなかったそうです。

その若者は20代半ば位のスーツ姿で、身なりはちゃんとした普通の会社員に見えたそうです。自分の母親と年齢が変わらない人に、些細なことでブチ切れ罵声を浴びせるなんて、社会人として生活出来ているのか疑問です。友人が大人しそうに見えたので強気な態度に出たのかもしれませんが、友人はあまりの恐怖に『人』が信じられなくなった、と震える声で話してくれました。


一週間ほど前にバスに乗った時、マスクを着用していない70代位の男の人が乗車してきた時の乗客の反応もちょっと異常でした。運転手さんがすぐに

「お客さん、マスクを着用してください」

とマイクで呼びかけたので、乗客はその男性に注目するや否や、一刻も早くその人から離れようと奥へ奥へと移動してきたのです。あからさま過ぎて、笑ってしまうくらいのスピードでした。

ポケットやカバンを慌てて探すもマスクは見つからず、その様子を睨み付けている人が何人かいてちょっと怖かったです。私がスペアマスクを渡そうか悩んでいたらようやく見つかり男性はマスクを着用し事なきを得ましたが、もう少しもたもたしていたらバスから引きずり降ろされていたかもしれません。過敏になるのもわかりますが、マスクをしていないだけで病原菌扱いをされてしまう世の中を、怖いと感じました。


友人の恐怖体験は、自転車に乗るたびに思い出してしまう話でした。聞いて気分の良い話ではないので書くことを躊躇していましたが、普通に見える人が何をするかわからない世の中だということをお伝えしたくて書かせていただきました。皆さまも自転車で歩行者とすれ違う時はくれぐれもお気をつけください。私は歩道に歩行者がいたら車道に移動していますが、自動車にクラクションを鳴らされることが多くしょっちゅう凹んでいます(*´Д`)


めぐまつさま、いつも素敵な記事をありがとうございます。


見出し画像は今回もダラズ様の素敵なイラストをお借りしました。いつもありがとうございます。




最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

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