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るりびたき
2020年9月21日 20:29
ふと空を見上げた。「あっ、飛行機雲!」少年がじっと空を見る。吸い込まれるような雲ひとつない空に、少年の星のような明かりが地面に映し出される。さあ、旅の始まりだ。そう言うと、青年は立ち上がった。それは生きる意味を彷徨う囚人のように。過去に少年は言った。君は誰だ?目に映るもう一人を対峙して。君は僕さ。僕が君だよ。その言葉に、僕は慄く。違う。僕は君じゃない。こんなのは僕