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Day60/368 嘘でしょ?今日も目の前で人が倒れた。【アラサー女子のスパルタcoop留学】




昨日の今日で、噓でしょ?


こんなことってあるんでしょうか。今日も目の前で人が倒れてしまいました。


カフェで働いていたら、注文するために並んでいた男性の60代くらいのお客さんが突然奇声を発し始め、そのまま倒れて痙攣し始めました。


とりあえずAmbulance! と叫び店長に救急車を呼んでもらいました。呼吸を確認すると、いびきをかくような呼吸。でも痙攣は続いています。


昨日の救命講習では、普通の呼吸をしていなかったら心臓マッサージ、と言っていたけれど、痙攣していたらどうするんだろうと思いました。でもとりあえず倒れた形が横向きの回復体位に近かったので、舌で窒息することはないかなと思いそのまま体を支えました。


昨日の今日で本当に講習が役立つなんて思わなかった。


あとは「痙攣したときはその長さをはかっておくといい」と、これもどこかで聞きかじったので時間を確認。大体2分くらいで痙攣はおさまり、その後いびきをかくような呼吸だけになりました。


偶然お医者さんが近くにいたのでみてもらって対処を聞くと、一応呼吸が続いているからこの体勢にしておくしかないよと言われたので救急車を待ちました。



もうできることはなさそうだったのでその後は成り行きを見守ることに。近くの救急隊が来たのが7分後くらい。救急車到着までは20分くらいかかりました。結構かかるんだね。


救急隊は近くの消防署からとりあえず来てくれて、血圧と血糖値をはかっていたようで、なにか注射みたいなことをしていました。痙攣の長さと呼吸の様子は聞かれたので答えられてよかったです。


あとはカフェに監視カメラがあるので、倒れた時に頭を打たなかったかどうか聞かれ、店長が映像を出して見せていました。(横向きにゴロンとなってリュックがクッションになったので打ってなかった、よかった。)


おじいさんは15分くらいで受け答えができるようになり、その後ストレッチャーで運ばれて行きました。


救急隊に最適な対処法を聞いてみた


患者さんの容態が落ち着いてから救急車が来るまで時間があったので、第一陣で駆けつけてくれた救急隊の人たちに「今回のような場合にbystanderになったらどうしたらいいか」と聞いてみました。


すると、「痙攣の時は何もできないから、今回みたいに横にしておいてくれたら大丈夫。あとは外だったら車などが来ないか確認して安全を確保すること。明らかに呼吸がなかったら心臓マッサージをしてほしい。」とのこと。昨日の講習の理解とずれていなかったので良かったです。


ただAEDどこにあるの?と店長に聞いたら知らないって言われた。
調べてみるとダウンタウンにこれしかない!大丈夫か。


スッカスカやないかい!!

https://vancouver.ca/people-programs/aeds-in-public-facilities.aspx

バンクーバー市のウェブサイトには、資格なしで簡単に使えるよ!くらいの案内しかない。


あとはおじいさん、しばらく救急車に乗るのを断ろうとしていました。日本のように無料ではないらしく、ためらう人は多いみたい。。


…とりあえずこの国で心臓発作は起こしたくないな。


まとめ


なんだか嫌な予感がすると思って昨日から心構えをしていたら本当にこんなことになりました。なにかにとりつかれているのだろうか。カナダってお祓いとかできるのだろうか。明日は何も起こらないだろうか。


そういえばこういう緊急時に対応できた人の7割が医療従事者とのことを昨日友人に聞きましたが、残りの3割は私のようにこうやって「なぜかこういう場面に遭遇することが多い」という人たちなのだろうか。


これはもう宿命と受け止めて、もしもの時に自分が助けられるようにしておくしかないですね。


今日も皆さんが健康に安全に過ごせますように。


おやすみなさい。



追伸:応急手当WEB講習のリンクをもう一度貼っておきます。
普通講習は1時間程度で終わるので、「免許取るときに習ったけど忘れてしまったな」という方、ぜひ。


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