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ゆるオリンピック
我が家にはスポーツをやっている人もスポーツに詳しい人もいない。私も全くもってスポーツに触れない人生をやってきた。それでもオリンピックとなると、なんとなく見てしまう。
7/29夜、なんとなくつけたテレビが流したのはスケートボード男子ストリート予選。
私はスケートボードのことは何もわからないけど、見るのは結構好き。人が宙を舞ったり手すりを滑ったりするのは見てて面白い。コナンくんも乗ってるし。
というか、やっぱスケボー乗りこなしてる人ってかっこいい。なんか全員ちょっと気怠げなのも、服装が明らかなユニフォームじゃないのも、オリンピックっぽくなくて、そこがなんか見てて楽しい。
スケートボードは服装が可愛い。
それぞれの国の「概念衣装」みたいな服でオタク的にはかなり可愛い。私が好きだったのはブラジルのユニフォーム。でも日本のユニフォームも可愛い。
そしてスケートボードは解説と実況も良い。
実況のアナウンサーはアナウンサー然としていて、スーツを着ながらピシッとマイクに向かっているのが見えるようなシャキシャキした喋り口。
一方、解説の人は、良い意味で「近所のにいちゃん」感がすごい。しかもスマホをいじりながら子どもを雑にいなす系のにいちゃん。
私が見たのは予選。
コースを時間いっぱい走る[ラン]と、ひとつの技を披露する[ベストトリック]のふたつを見た。私は人間が宙を舞っていたらそれだけですごいなあと思うから、見るだけでは全然わからず、実況と解説を聞きながら見ていた。
解説のにいちゃんは基本的に落ち着いたトーンで話している。けれどたまに「すげえ」「やべーっすね」「アツいっす」など、かなり熱のこもった感じでこぼす時がある。
そういう時は、私もわからないなりに「すげえんだ!!!」「やべーーんだ!!!!!」「アツいんだ!!!!!」と思えて嬉しくなる。
調べるとインターネット上でもかなり話題になっていた。みんなも解説のあの感じ好きなんだなあ……!と思うと勝手に嬉しい。
世界規模でたくさんの人たちと同じものを見ることができるのも、オリンピックの醍醐味だなとしみじみ思った。
しみじみ思っているうちに眠たくなり、7/29は眠ってしまった。朝起きたら日本の堀米選手が優勝していて、めでたすぎる!!!!と朝から嬉しくなった。
しかも、最後の最後の土壇場で技を決めての金メダル!!無理をしてでも最後まで見るべきだったかしら、と思った。
けれど、スポーツがわからない人もゆるく見られて楽しいのがオリンピックの醍醐味だから、私のオリンピックはこれでいいのだ。
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