準備段階 〜 洋書ステップアップ(1)
今まで購入してきた洋書の履歴を振り返ってみたら、ステップアップしてきた様が見て取れて面白かったので、当時の頃のことを思いだしてまとめてみました。
洋書未経験な状態から、習慣的にそこそこ読み続けられるようになるまでのプロセスを、その段階で読んでいた本の一部をレビューする形で記事にします。
でも、始める前に皆さんに伝えておきたいことがあります。
私は、今は洋書を楽しんでいますが、海外への留学とか就職とか、高い意識を持って洋書の読書を始めたわけではないことを念を押しておきます。あくまでも楽しみのためだけなのです。私の志は高くありません。自信を持って言えます。だから英語学習に対する姿勢はユルユルです。ひどい言い方をすれば、遊び半分です。
学生の頃から真面目に英語を勉強し、社会人になった頃から当たり前のように読んでいたわけではありません。それどころか社会人になってから20数年間は、英語の読み書きに接する機会は、ほぼありませんでした。40歳を越した頃から再学習を始め、その一環として小説も読めるようになりたいと感じ、今に至っています。
なので、海外のニュースを英語で読んだり、文化を知ったり、ビジネスに必要な厳格な英語能力を身に付ける必要があるような人は、直ちにこのページを離脱した方が良いと思います。時間の無駄です (^^)
では、始めますね。8回の記事に分割して公開します。タイトル(概要)はこんな感じになると思います(まだ全部は書いていない)。
(1)準備段階(疑心暗鬼。私に英語で小説が読めるのか?)
(2)初めての洋書(よろしくお願いします)
(3)ページ数を増やす(本らしい厚さに挑む)
(4)和書で既読の小説を洋書で読む(苦肉の策です)
(5)映画本に挑戦(背伸びしてみた)
(6)Kindleとヤングアダルト(身の丈にあったものを読む)
(7)実用書を試す(気分転換)
(8)映画本、再び(楽しいぞ!)
◇ ◇ ◇
準備段階
英語学習者は大抵の場合、多読を勧められことが多いと思います。辞書を使わずに読めるレベルの小説をたくさん読みましょうというアレです。
上の書影はその多読を始める、さらにその前段階に位置づけされる書籍だと私は思います。後付けな考えですよ。読んでいた当時はそんなこと意識してません。
このデブ猫シリーズ(Big Fat Cat)、特に右側の3冊には洋書で小説を読む時のコツが書かれていました。読んでおいて良かったと今でも感じています。英語が理解できず溺れかけそうになってもこの本で得た知識のおかげで、洋書に挫折して読むことを止めてしまう、という最悪な状態にならずに済みました。
そのコツは、洋書を楽しみためには文章を全部理解する必要はない、ということでした。簡単に言ってしまえば、躊躇せず「理解できない部分は読み飛ばせ!」です。しかし、闇雲に読み飛ばしても良いわけでもなく、ストーリーを理解するためには不必要な部分があり、それがどんな部分なのかを説明しています。それは小説そのものが持つ、文章構造なんだなと思いました。
例えば、Aという動作の後にBという動作があったとします。そのAとBにはある程度の時間的な間があって、その時間差を読者に与えるため、あえて文章を追加している修飾的な部分があるんだ、ということです。そしてそのような箇所は理解してなくても物語を楽しむには影響ないから飛ばしても大丈夫だよ、と教えてくれました。
「内容を理解していないのに、どうやってその必要のない部分だと判断するんだ?」 というツッコミが入りそうですが、前述したような部分が “小説” には存在しているんだと意識を持って読んでいると、案外「あ、これはそうなのかな?」みたいに感じることがあります。だから、そんな時は先に進みましょう!
それから「Big Fat Cat シリーズ」は3巻め以降も続いています。私は3巻で止めてしまいまいした。こらえ性がないんですね〜 (^^)ゞ
◇ ◇ ◇
そう言えば、この本を買った頃は体重8kgを超す巨猫と暮らしていたな。