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「うちの弁護士は手がかかる(第10話)」みかん大福持ってクライアントを周る優しさと地名を間違えるアバウトさと・・。

最初に「青海」と「青梅」を間違えるというネタから始まり、最後は「鷺宮」と「鷲宮」を間違えるというネタで終わる話である。そういう、柔らかさがこのドラマの魅力でもある。しかし、鷲宮は荒野だと思った視聴者は多いのではないか?そして、そんな荒野で車が動かなくなって終わるこの事務所。こんな事務所で働ける平手友梨奈は幸せである。

そして、今回は看護師、志田未来の不当解雇問題から始まり、その事件の真相は次週に持ち越される流れの中での、平手友梨奈無免許弁護士問題の考察回。「ナースのお仕事」から始まって「ビーチボーイズ」で終わる回でした。しかし、この必要があるかないかよくわからないこのドラマネタ。だんだん中毒になってくるところありますね。突然くる差し込み方がなかなか素敵!それでいて、ムロがテレビ見てるシーンなど一つも出てこないのがまたいい。こういうロック感好きですよ!

そして、平手が何故にミカングミを好きなのかは、父親がミカンが好きだったことに由来しているのもわかった。そして、平手は愛人の子であり、それだから江口のりこは平手を認めない。だから江口も試験に何があったかは本当のところ知らないのだろう。平手の先生であった野間口徹は、平手が追求すると「墓場まで持っていく」などというから、平手はそれを真実だと思ってしまう。というか。ここで戸田恵子が言うように、もし、審査員が不正を働いても、それを認めるような者はいないだろうし、証拠があるようなこともないだろう。そこでビデオが回ってたりすればまた別だろうけどね。まあ、裏金があったとかがない限りこれは藪の中の話ですよね。

でも、そんなことでいなくなる平手を、事務所のみんなが気にかけて探し出すのは見ていて心地よいですよね。そう、皆が平手の知識に対しては敬意を表してるし、人間としてもコミュニケーション能力がないのと、口がお子ちゃまなこと以外の司法関連の仕事に関しては認めているわけだ。

で、そのお子ちゃま口が、ムロの元カノと言う表現をされる安達祐実が持ってきた「みかん大福」を気に入るところを見せてると思ったら、それを持って、関わったクライアントに謝罪行脚に出るとは、思った以上に生真面目だった平手さん。まあ、ツンデレがこんなに似合う女優さんも珍しいですな。このドラマ、映画化の話も出だしてるとかネットで読みましたが、ムロツヨシと平手友梨奈のコンビはすごく良いですよね。映画はともかく、平手対江口の裁判で、多分、平手が勝つのでしょうが、そうやって平手のアイデンティティが戻った所から、もうワンクール見てみたいドラマではあります。

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