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「うちの弁護士は手がかかる(第5話)」平手友梨奈が弁護士として格好よく見えるようになってきた!

ムロツヨシが腹膜炎で入院したことで、前々回から予告編もまともに作れない状況の中、なんとかドラマを続けてるのは、それなりに撮りだめがあったからだろう。そして、この回。かなり脚本を書き換えて、元のストーリーを成立させたのはわかる。そして、それが全く不自然には見えないのは職人芸である。お見事!と言っていいだろう。

そして、ムロを盲腸で倒れさせて、平手を戸田恵子のパラリーガルにするという、すごい発想!それが見事に決まって、平手自身も弁護士としてまた成長したように見せるところがなかなかであった。平手の演技がキレが良くなってきていて、弁護をする姿が決まってきたのがドラマ的にもボルテージをあげている。それをサポートする形のムロが出過ぎずに面白くしてるとこともこのドラマの良いところだ。

今回の案件は、体育大学のボクシング部で起こった傷害事件。スパーリングで怪我させた生徒に過失はなかったのか?という問題。そして、そのスパーリングの前に、練習での事故を容認するような誓約書を書かされているという不自然さから、平手は、怪我させられた生徒の両親に「訴えましょう」と即、言う。このあたりを考えずに動くのは今まで通り。でも、そこが格好いい。こう言う平手の姿は女の子からも支持されるでしょうね。男目線としては、相変わらず、目の鋭さがたまらなくチャーミングだ。半世紀前なら梶芽衣子みたいな役与えられていたでしょうね。

そして、今回はムロが絡まないで撮られたシーンが多いのだが、ムロが病院から平手に指示する形にしたのはなかなか脚本的にはグッドジョブでしたね。そして、怪我をさせられた生徒が同じ病院にいたというストーリーはわかりやすい。しかし、盲腸で入院してるのに、踊る大捜査線の世界に入ってしまい松葉杖を使うムロは少しやりすぎ。というか、この辺までは許される範囲で動かされているようにも感じる。

で、離れて動いてるのに、平手とムロのチームワークは良くなってるのですよね。平手もムロのいう注意喚起に応えるようにしてますしね。そんな中でまだまだいろんなところが社会人としては雑なのが役的な魅力になってるのもいい。

最後は、トレーナーの労働時間の問題で警察沙汰にすると脅して大学を追い詰める技もなかなか面白かったが、コーチに浜野謙太を使っているのに、彼の芝居の良さがいまいち出ていなかったのは残念。まあ、ムロの芝居とかち合う部分も多いからそうなったとは思いますが、それならハマケンさんを使わなくてもよかった感じですな。

さあ、次週は予告も入っていたし、平常営業に戻るのでしょう!ドラマも折り返し点、平手とムロのコンビさらに面白く格好よく描いていただきたいものです。

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