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「うちの弁護士は手がかかる」平手友梨奈とムロツヨシのコンビの面白さをどう生かすかが勝負?

CXの金曜9時に新ドラマ枠。私はここに書き留める習慣をつけたことで、ドラマが増えるとまた観る時間調整が必要で、最近は電車の移動時にも結構それをこなしていたりする。で、読書量が減るとか、映画館に向かう数も減るとか変化はあるが、まあ、コンテンツに囲まれてるのは楽しい私である。

ムロツヨシさん、倒れたみたいですが大丈夫でしょうか?大河ドラマで私的には好きではないが、史上最高にいやらしい秀吉を怪演後の初の連ドラ主役。今回は、なかなか真面目な良い人のようだ。やはり、ムロさんには悪役よりもこういう人の役があっている。とはいえ、これからは両方のスタンスで役が回ってくるでしょうね。めちゃくちゃ悪い奴の役も見てみたいですけどね・・。

そして、その相手役が連ドラは「六本木クラス」以来の平手友梨奈。その後、プロダクションも変わったりして、マスコミでのワガママ報道もいまだに絶えないが、そういうわかりにくい部分が彼女の魅力でもある。まだ、22歳ですよ。これから、もっといい女優になっていくのは間違いないだろう。しかし、目力がまた強くなってきたようだ。役は20歳の天才弁護士。法律の知識はずば抜けてるが、社会性もコミュ力も、誰もがわかるほどに欠けている女子。まあ、平手に対して当て書きしたような脚本と言って良いだろう!しかし、この目で睨まれるとたまらない感じは、男泣かせである。

ドラマは、まずはムロが女優、吉瀬美智子のマネージャーとして働いているところから。ここで、今回のクライアントの入山法子がパワハラを受けてるところを十分に見せているのは、うまい作りだった。そして、この時からムロは彼女の話相手になっていて、その現場も見てるのに、裁判でそれをなかなか実証できないと言うのは、辛いところ。本当に、パワハラに合っている方はそれをとことん録音しておくべき時代だと言うことだ。スマホを皆が携帯してる時代。早くパワハラなどできない時代になるといいですね。

で、どうやってムロと平手をコンビにするのかと思ったら、ムロが吉瀬にクビを言い渡され、途方に暮れてるところに、平手が歩いてきて書類を落とす。それを弁護士事務所に届けると、所長の戸田恵子がムロを知っていた。ムロが無職になったのを聞き、猛獣使いである、平手のパラリーガルの仕事が与えられる。ここで、法律を何も知らないムロをパラリーガルにするのは無理があるが、法律の知識は平手が持ってるから、彼女のできないところをサポートせよということらしく、まあ、わかりやすい流れだ。

で、とにかく「勝つ」ことにこだわる平手は、全てが空回りしていく。証人を準備できても証人は裏切る。結局、和解に持ち込むわけだが、ムロの機転で、入山も良い職場に移れて、めでたしの回であった。

司法ドラマとしても、結構、楽しめそうな形で成立していた初回、良かったです。あとは、主題である、ムロツヨシVS平手友梨奈のサーカスが何処まで見応えがあるものにできるかですね。まあ、主題歌のローリング・ストーンズがぴったりなドラマにしていただけたら幸いです!

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