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「うちの弁護士は手がかかる(第6話)」平手とムロのコンビがどんどん躍動的になってきている

ムロが病気で休んだということもあるのか?このドラマの弁護士事務所の役者たちのチームワーク感は最高に見える。主題歌のローリングストーンズがその絡み合いを楽しそうに見せているのも不思議なものだ。今期のドラマの中でそういうリズム感は最高だと思う。こういうリズムでドラマを綴っていく感じは好きだ。

そして、ここにきて気になるのは、ムロツヨシと平手友梨奈は現場でどんな感じなのか?お互いに役者としてやりやすいのかどうか?芝居としては合わせるところもかわすところも絶妙なところが増えている感じがするのだが、役者の裏側を見せない感じが二人共にある。そういう部分が面白さにつながっているのだろう。

今回の話はムロの友人でYouTubeの受験指導が大人気の津田健次郎が、YouTubeで脅迫を受けているという話。考えれば受験業界もネットをうまく使った方が勝ちだし、本当に人気講師なら塾や予備校に所属しなくてもYouTubeで生活できる時代でもある。そう、この業界もまだまだ変化する。だいたい、受験の意味合いもこれから変わってくるだろう。まあ、それは本編とは別の話。

そして、実際に脅迫した者を特定するには、プロバイダーから個人情報を提出してもらう必要があるのだが、これが結構面倒臭い。こういう案件専門の弁護士も増えてるのだろうが、所詮、モグラ叩きみたいなことやってるわけで、よほどしつこく相手を追い詰めない限りなかなか犯罪として成立しなかったりもするのでしょうね。ある意味、このネット関連の犯罪だけでドラマができると思うのだが、どうだろうか?

しかし、仲間で津田に嫌がらせをしていたYouTuberの前原洸の長髪のカツラを被ったような感じは、ネットで稼ぐ人々をお笑いにしてしまってますよね。こういう感じが治らないとテレビはまだまだ落ちていく気がしますよね。多分、脚本家はわかりやすくしたつもりではあると思うが・・。

結果的には娘が「東大に行け」と常に言われていることもあり、父親に反抗して脅迫をしていたということだった。しかし、脅迫していたPCの所在がわかった時の平手の対応の素早さも面白かった。こういうところで、平手がムロの得意分野がわかってるというような瞬発的な芝居をするところがこのドラマの面白いところでもある。

脚本よくできているのだが、津田の妻の遊井亮子が離婚したいということで事務所にやってきた話は必要だったのか?そこ以外は、なかなか面白いお話でしたけどね。

今回も最後に江口のりこが出てきたが、最後は平手との法廷直接対決もあるのだろうか?クライマックスに向かって芝居的には期待しかないわけですが・・・。

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