谷口浩之
ラーメン底無し沼の答えは?「行列の女神 らーめん才遊記」(8杯目 最終回)
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ラーメン底無し沼の答えは?「行列の女神 らーめん才遊記」(8杯目 最終回)

谷口浩之

画面に雪が降っている。多分、3月末の桜が咲いた後の雪模様であろう。つまり、ギリギリ撮り切ったドラマだったということである。それは、テレビ東京の運なのかもしれない。そういう意味では、テレビのニューノーマルの旗手はこの局かもね!

ということで、「行列の女神 らーめん才遊記」最終回。昔の因縁で鈴木京香を潰しにきたのが岡本健一。ラーメンはこだわりより価格だと、同じようなメニューで価格勝負にくる。そして、高畑淳子が絡むフードサミットからはラーメン締め出しの報。全てをひっくり返すために、誰もが認めざるを得ないラーメン開発に。

黒島結菜のライバル、松井玲奈も巻き込みながら、勝負に向かうラーメン対決話。ラーメンを作らせる本質とは何か?という答えは

「フェイクから真実を生み出そうとする探究心と情熱」

ものつくりの全てに共通するような言葉でもある。あくまでも自分のオリジナリティを求める執拗さというものが必要であり、昨今の世の中では最も忘れている感じの話である。そういう意味で、このコロナ禍でこのドラマが放送されたのは、偶然ではない気もする。ニューノーマルの生活の中で、経済的に厳しくなる中、フェイクは通じない。全ては、オリジナリティの追求をどこまでするかという話になっていくと思うのだ。つまり、このドラマでいう「ワクワクするもの」というのは、作る方も食する方もワクワクしないといけないのだ。

つまり、ここに出てくる、流行に乗るだけで商売していく、岡本健一のような人は、自分は商売人だという人の中に多くいる。そういう人は、過去に戻そうと今必死であると同時に、新しいことが考えられない。多分、オリジナルなことを考えている人は、もっとずーっと先を考えていて、それを直近でできないかと考えているのだと思う。「ワクワク」という中身は、そんなところにあるものだ。

確かに不景気だからこそ、1000円ラーメンみたいな価値観を欲しがるというところもあるだろう。とにかく、いろいろと勉強になるドラマであった。そして、少しウザイ感じだった黒島結菜も、最後は成長した感じに描かれていて、こういうのも好きである。松井玲奈も、まだまだ勝負という感じで去っていったが、是非、この作品、続編をお願いしたい。そして、二人の最終決戦を!

大きな商売のお話だと、結構他人事の人が多いが、ラーメンという身近な素材にビジネスのノウハウを見せられるというのは、興味深く、今後もこういう形のグルメドラマあってもいいという感じではあった。

とにかくも、4月期のゴールデンタイムのドラマで唯一完走できたのは、見事であるし、量的にも質的にもテレビドラマとしてなかなかの佳作であったと思います。

しかし、最終回、岡本健一は、ちょっと情けない役で、今後どの方向に向いているのかが疑問だった。歳の割に、なんか艶が悪いというか、たるんでる感じに見えたのは私だけだろうか?

そして、ドラマbiz 次の放送はいつになるのだろうか?今から撮影という感じだろうからね。とにかく、早くテレビドラマが平常運転になって欲しいものであります。

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谷口浩之
ビデオ映像クリエイター、インターネットコンテンツ製作者。 電子機器メーカーの機械設計者をへて、数年前から、ビデオ制作を生業の中心にしています。 YouTubeを中心に制作発表したビデオコンテンツ5000本程度 毎日、数本以上のビデオを制作アップし、日本映画研究もやっております。