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「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて(第7話)」主婦が働くことと、突然のキスと、裏切りと

志尊淳は本気で高畑を恋してしまったわけですが、結果的には野心がある分、騙されていたと言うところなのでしょうか?松田翔太を失脚させようとする流れが一気に矢面に立ってきた感じ。残りの3回くらいでその辺が前に出てきて、松田と高畑の良い関係ができて結末ということでしょうか?

今回は、そんな流れのテイクアウト全国展開の話から、夏帆ちゃんの働く主婦奮闘記の話。まあ、こういう話はドラマとしても結構描かれてはいたけど、やはり、夫の家事に対する考えの甘さが根本の原因なのだと思う。そう、家事を舐めている男の数はかなり多い、そして、それを仕事と考えていない数もやたら多いわけである。昨今は、テレワークとかが多くなったとかもあり、そういう部分が如実に表面化していることも多いのだろう。

考えてみれば、男の仕事も、本質的にそれができる人は出世しないということもあるわけだし、昭和の時代は、パワハラ、セクハラ親父が多くの権力を握って会社をダメにしていったわけだ。今でも、60後半から70の親父は、みんなそんなゲテモノが未だ偉そうにしている社会みたいのがあったりする。そして、私はそんな絶滅危惧種の相手をしている暇はない。

ここでは、会社の中にそういうゲテモノはいないのだ。だが、自分の能力に過信し、夫の能力に少し疑問を持ったことで、主人公は仕事の塩梅がうまく保てなくなっていく。そう、ゲテモノがいないからこそ、自分で自分を縛って倒れてしまう人も多いだろう。会社はそういう事態を自分の管理不足にしたくないから、また雑な処理で社員を追い込んだりする。最近は、介護などもあり、男性社員でもこういう人が多いのか?

そういうところで、高畑みたいな社長がいれば、結構なことがうまく回るのかもしれない。まあ、このパンデミックな現在に、会社の事業と家庭を同時に守るというのは本当に大変なことだと思うし、そこから新しい時代の感覚や新しいビジネスが生まれるということはあるのだろう。他の国は無駄な戦争を始めようとしているが、日本は、こういう個々が幸せに生きるのはどうすればいいのか?より考える時期に来ていると思うし、そこでの問題定義としてはよく纏まっていた回だった。そう、自分に自信がありすぎる主婦の役には夏帆ちゃんはピッタリでした。なかなか安定した芝居ができる人ですよね。

そして、高畑に無理やり志尊がキスした後で、志尊と裏切り専務が組んでいたという事実。松田が気づいたから、大きなことにはならないのだろうが、高畑が社長として、どのように采配していくか?ラストに向けて、そこそこ面白くはなってきましたね。

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