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「漂着者 ep,9」何が作りたかったの?何も預言できてないじゃない。話がわからないよ。

というタイトル通りの終わり方でした。伏線らしいものもあまりちゃんとしてなかったから回収もちゃんとされてないし、最後にテロリストが出てきても意味がわからないし、それとリリー・フランキーはどう繋がっているのかもよくわからない。まあ、「なんのために」という部分は、狂気がおこなっているということで解決するとしても、バックヤードが全く見えてこない。

最後に幸せの鐘の家で、総理代行までが祈りを捧げていますが、これが、今の自民党の実態?日本会議なの、ここ?みたいな味方もできますが、まあ、秋元康も、そっち方面の味方でしょうから、結果的にはただ下手くそなドラマということでしょうか?

リアルな世の中は、今、確かにどこにたどり着くかも読めない状況ですよ。でもね、ドラマの中ぐらい、なんかもう少しわかりやすいもの作ってくれてもいいんじゃないのですか?大体、このドラマ、最初のきっかけは「連続幼女殺人事件」という、未来のためになんのためにもならない事件な訳ですよ。それで、バスを埋めたりしてるのに、ちゃんとした動機も出てこないし、もう、役者たちもよくこのようなドラマ演じられるよね?という感じ。

主役の斎藤工は、結果的には最後にこの国の預言者に収まっているみたいだけど、第六感のDNAとかいう話はどこに行ったのかなー?昨今、こんなまとまりのついていないコンテンツも珍しいですよね。こんなの脚本段階でわかるのに、作ってしまって、曝け出す意味がわからない。作り手の意見みたいなものを聞きたい気もするが、無駄なんでしょうな。

まあ、確かに不可思議な現象が色々起こって、見ている方の好奇心をくすぐるようなことを並べれば、それなりに視聴率が取れるということなのでしょうか?まあ、秋元康の頭の中が、もはや制御が効かない状況で爆発してしまったようなものを見せられてもねという感じです…。もう、彼の作るコンテンツが大きく世の中を動かすまでになることはないのかな?なんか、男の赤い玉が出てしまったみたいなドラマでしたね。

なんか「ミッドサマー」みたいなものを作りたかったというのはわかる気もするのだけれど、その異次元の舞台に入ったものが、もっと狂気にならないと面白くないよね。だから、橋本じゅんが本当に総理を殺してしまうようなシーンの方でシナリオが進んだ方が面白かった気もする。そう、最後に生瀬勝久も人殺しをするような。彼などは、最後まで傍観者なのだよね。娘も帰ってこないし。白石麻衣もそう。斎藤と愛を育むなら、預言者の妻にならなくてはいけない。そういう部分も含め、最後には何もドラマがなかった感じで、皆が祈りを捧げる。で、野間口徹は池田大作見たいなものなの?

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