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「ギークス~警察署の変人たち~(第2話)」ぬいぐるみの意味合いが面白くない

今回は遺失物の棚を整理していると、一体のそこにそぐわないぬいぐるみがあり、捨てるかどうか迷う松岡茉優から。そして、それを面白がって写真撮って、SNSにあげる、同じ鑑識の泉澤祐希。泉澤の役、鑑識が面白くってしょうがない感じはよく出ている。そういえば、泉澤って、「ひよっこ」で今や朝ドラヒロインで大きくなってる伊藤沙莉に惚れられる役をやってましたよね。今や、ちょっと差をつけられた感じですね。今は男優が一気に有名になるのは難しい時代ではありますよね。いまだに元ジャニーズ系が主役として重宝されているのを見てもわかる。と考えれば、このドラマには元ジャニーズは出てませんな。だから、もう一つ輝きが足りないのか?白洲迅は役不足か・・。

で、SNSでぬいぐるみの持ち主だというのが二人現れる。結果的には、近くであった、階段での転落事故を起こした犯人と、そのぬいぐるみの元々の持ち主だったという話だが、そのぬいぐるみが、ある会社の出世のお守りみたいなものだたっというのは、全く面白味のないオチだった。前回も書いたが、どうも、これ、「イップス」の続編みたいにしか見えない。もう少し、まともな事件を書ける脚本家はいないのか?だいたい、ぬいぐるみといえば、中から白い粉が出てくるとか、もっと話の広げ方があるだろうに・・。

そんな流れよりも役者が気になったりする。階段事故を起こした犯人が務める居酒屋の主人はドンペイさん。最近は「虎に翼」で家裁の人になったり、なんか、イメチェンしてる感じだが、ここでも、物分かりがよく、若者を応援しているご主人役。顔の感じからは悪い役が多かった気がするが、意外に笑顔が素敵な人ですよね。印象深い顔してるから、これからも良い男の活躍期待しております。

で、松岡茉優はあまり鑑識的にも鋭い仕事はしていないし、常に帰ろうとしている感じは、働き方改革もあるのだろうが、見苦しい。やはりこの役は松岡茉優の無駄使いである。そして、彼女が事件を解決するようなところに、いつも交通課の滝沢カレンと産業医の田中みな実がいるのはおかしい。特に田中はこんなところにいる理由がないだろう。変な役。というか、そういうキャラ設定が全て間違ってる気もする。シンプルにいえばつまらない。そして、滝沢も田中も無駄使い感が半端ない。

そこに、松岡と同じアパートに住んでいて、松岡にかなり気があるように描かれている白洲迅がいるわけだが、彼が何者なのかはよくわからないのも今ひとつのれない感じ。

そして、警察も、署長が徳井優だというところから、威厳もないし、今回もぬいぐるみを棚に置いたのは彼だったって、どういうオチよ。まあ、唯一なんか気になるのは、警務課のあのちゃんかな。彼女、意外に芝居できそうですよね。

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