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「Believe-君にかける橋-(第3話)」いろいろ緊張感がたりないドラマに見えてきたのですが・・。

竹内涼真は、木村拓哉と一緒に働いていたのは、自分の兄貴だというのですが、それは嘘でしょうね。でも、このちょっとチャラいキャラはなんなのですか?木村のことを恨んでるというふうでもない。彼の狙いは何なのかはこのドラマの重要なところなんですかね。

そして、今回、木村を病院から逃した上川隆也。何者?そして、彼を動かしてる人物がいるわけで、それは、北大路欣也とか?もっと大きな闇がそこから見えてくる?まあ、そこがこのドラマの肝のところでしょうな。多分、木村が考えてるよりも大きな闇がある。タイトルから見ると、信じられない力が働いてるということ。だが、橋がかからないで喜ぶ奴らとかいるのかな?その辺が見えてこないとね・・。

とはいえ、こんな簡単に病院から逃げられるか?そして、ムショ仲間の女のところにいくとか、これ、病院からどのくらいの距離なんだよ。そういう距離感がない逃亡劇は、面白くない。ある意味、距離がある中でそこまでにいろんなことがあった方が面白い。だから、女がもう違う男作っていて、木村を警察に通報して追い詰めるというのはあまり面白くない。そこで、ダクトから逃げるというのも、アニメじゃないんだからさ・・。そして、そこに現れた竹内涼真。木村を捕まえられないのか、わざと逃したのかは知らないが、登場の仕方が颯爽としてる割に面白い展開にならないのはなぜ?

その末に、逃げたところが、例の橋の工事現場。そこに天海祐希を呼び出すみたいな、なんか、全く男の逃亡劇とは思えない冴えない感じ。そう、最初から書いているが、木村拓哉が好き嫌いは別として、彼に役に全くシンクロできない感じがする。まあ、まだ3回目で、木村の復讐がやっと始まるというところなのだろうが、ドラマとして全然スリリングな感じがないのが辛いところ。

そして、前回も書いたが、天海の存在理由が分かりにくい。だいたい、愛など冷めてる夫婦なわけで、子供がいるわけでもない。そういう家族を守るみたいなところを描く話ではないよね。天海をここに配した意味的なものをもっと見たいというのが私の思い。

まあ、木村拓哉を主演にするというところでいろいろ気を遣ってるところもあるのだろうが、作り手がこの脚本で面白いと思っているのだろうか?いろんな名作のシークエンスを繋いで新しい話にしてるという感じはするが、全くもって、鈍臭い話になっている。だいたい、橋の建設が失敗したというだけで、その裏に汚職があったとか、利権の恨みがあったとか、そういうは話を複雑に入れ込んでいかないと、面白くはなっていかない気がするし、木村拓哉が鉄砲玉みたいに、冤罪をあえて受けたみたいな話も古臭いのですよ。もっと、正攻法な利権争奪の闇のドラマにすればよかったのでは?そうすると、設計者の木村は蚊帳の外の人物みたいになっちゃいそうですけどね・・。まあ、ここからどうギアチェンジしていくのか、まずは見守りましょう。

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