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「夕暮れに、手をつなぐ(第2話)」広瀬すずの婚活話の周辺で恋の波動を感じる二人

田舎から出てきた広瀬すずは最初から綺麗すぎますよね。意味不明な訛り以外は普通に今の輝く広瀬すずですものね。永瀬廉と戯れ合うところなどは猿のように動かすことで田舎娘っぽくしようとしてるのかもしれないが、色々違和感を感じる。そう、オードリー・ヘップバーンの「マイ・フェア・レディー」の演技などを見ればわかるが、ハリウッドなどでは、こういう役の場合、だんだん美女になっていく様をうまく見せる。日本の場合、最初はメガネかけさせたりして誤魔化すのだが、それをしないだけマシではある。しかし、今の広瀬を少し田舎風のメイクから始めるのがドラマ的には盛り上がりそうだと私は思うのだが、どうだろうか?

今回の異業種交流会パーティーのシーンがあったが、あそこに入って言葉と発言以外は全然田舎臭く感じないのですよね。脚本の北川さんはどう考えて書いているかわからないが、演出でもう少しなんとかしてほしい。これから、さまざまな都会の暮らしで、いや、永瀬廉との恋模様で絶対に綺麗になるポイントがあると思うのですよ。そこのところを明確にしてもらいたい気がするのですよね。

とはいえ、北川悦吏子氏のドラマとしては久々に違和感があまりない作品(褒めてる)最初から、広瀬に対して永瀬と夏木マリの息子の川上洋平が三角関係的になっているのもわかりやすい。そして、先に広瀬に近づいていくのが川上で、永瀬には謎の女、田辺桃子が寄り添ってくる。ある意味、北川世代のトレンディードラマ的な流れですよね。そういう流れが現在、通用するのかを試している気もする。(いや、これしか書けないのかもしれない)

しかし、今や、先の見えない音楽業界が舞台の一つになっているが、そのあたりの危機感が全く出ていない感じは、北川さんはやはり20~30年前に止まったままの感じもする。そして、流れる曲が「なごり雪」だものね。田舎娘に合わせた感じもあるのでしょうが、・・分かりにくい。

その曲をセレクトしている感じの役の夏木マリ。最近は、若い女優の指南役みたいなのが多いですね。こういう雰囲気が出せる唯一の方なのかもしれませんが、ちょっとそれが飽きてきた感じもします。とはいえ、彼女が今回言ったセリフ「モノを作るというのは、人間が遠くまで行く手段」というのは良かったです。その通りだと思いました。

この間も書いたドラマの温暖な色調も心地よく、ドラマのスムーズな流れの中でヨルシカの曲がとても似合っているのも良いのですが、主題歌のKing&Princeはいらないのではないでしょうか?バックで二人で踊るのも、今ひとつドラマと一致したしてない気がしますよね。まあ、仕方ないですが・・。

普通に先が興味深いラブストーリーになっていきそうです。

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