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「ファイトソング(第9話)」ラストに向けての溜めの回。最終回が見たくなる仕掛け

そこでエレベーターが開かないのは出来過ぎだろう!と思うが、ラス前の仕掛けとしてはなかなかと言えるのか?しかし、間宮祥太朗の服、なんかおかしいよね。まあ、そういうセンスは基本ないという設定か?ムササビ緑バージョン?

最初に、再会のシーンを出しているが、これはなくてもいい感じ?いや、ドラマを最後まで見させようとする技か?どちらにしても、これが今回のラストであり、最終回に向かい二人がどうなるか?ということで、今回を見てる人は最後まで見るのだろうという脚本。

時は2024年と表示されている。パリオリンピックが開かれる年。世界的なパンデミックは終わっているのだろうか?ロシアはどういう立場になっているのか?日本は大丈夫か?いろんなことを考えてしまう昨今。ここに描かれているような、ほんわかな日常がまだあるのならそれは歓迎である。作っている人もそんなことを思ってるんだろうね。

そして、清原の耳は予告通りに聞こえなくなっている。その日常を今回はゆっくり描く。それは、それで、見ている方はそれなりに安心できる。耳が聞こえなくても、空手を教えたりできるのは幸せ?石田ひかりもそうだが、実際にこんな感じで日常を過ごす聴覚障害者は結構いるのだろうか?岡田惠和脚本だから、それなりに取材はしてると思うので、こんな感じで生きることも可能なのだろう。確かにこの間見た映画「コーダあいのうた」でも、それなりに不便がありながらも、日常を過ごす聾唖者が描かれていたが。ただ、喋りがおかしくなるとかがないのは、こんなものなのだろうか?そして、手話の必要性はないのか?ちょっと微妙な感じがする。

間宮の方は、できた歌がヒットしたようだ。曲名は「ファイトソング」。でも、清原が聞けない歌は流されないようだ?この辺りはもどかしい。歌ができたことに対して清原が感激できない部分の代わりは来週示されるのだろうか?その辺りは期待していたりもする。

そして、今回のメインは菊池風磨の清原へのフリップ告白。ある意味、この状況になったからこそ告白できたということもあるわけで。なかなか綺麗な告白場面だったが、これでは藤原さくらがちょっとかわいそうな感じ。この辺の絡まった恋愛話をどう未来に続けるかというところはすごく大切なところ。個人的には、清原と間宮、菊池と藤原で綺麗に未来が見えて来ればいいのではないかと思う。そう、もう世の中の前が見えにくい状態だからこそ、ドラマくらい、すごい前向きであってほしいのですよね。

とにかく、エレベーターの中の三人からの最終回!期待しております!


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