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「Eye Love You(第8話)」絵本の話と心の読める力のシンクロ性

ここにきて、例の絵本の話で盛り上がってきている。その絵本の話の最後に何が書いてあるのか?それを。杉本哲太は知っているということ?というか、この恋愛話の外にいるおじさんは、ドラマ的に邪魔に見えるが、必要か?

今回、はっきりしたことは、ラッコを助けようとして二階堂ふみは海に飛び込み、そして、それを助けようとした立川志らくは、寝たきりになったということ。そして、その志らくもこの後どうなるのかは理解していない。結果的には、誰もわかってはいないのだろう。

しかし、ラッコを助けた代わりに現れたチェ・ジョンヒョプという設定は、「ラッコの恩返し」みたいな感じも含んでいるのか?二人で、最後にオムライスを食べているシーンは、いつものように可愛いが、これが引き裂かれるような予感もあまりない。私的に思うには、あの絵本と現実は最後に乖離して、二人には幸せが来る話なのだとは思う。その時に見つめるだけで心がわかる力が残っているかはよくわからないが・・。

で、今回は志らくと二階堂の間で、絵本にあった33秒見つめるとその力が消えるというルールを試してみる。見事に何も起こらない。これは、絵本に描かれることが嘘というよりも、相手が決まっているのだろう。それがチェであることは考えられるが、彼との間でこの力が有効に働いてることはあまりない。それよりも言語のハードルが高かったりするからだ。そういう、もう一つ入り込めないおとぎ話世界のおかげで、我々視聴者もあまりノレない恋愛話になってきたりしてはいますよね。

それよりは、清水尋也が研究対象として興味を持った、山下美月との、恋愛なのかなんだかわからないワールドの方が面白そうである。こんな美女にこういう接点を持つ男というのがいるのかどうかは知りませんが、まあ、大学で山下美月研究しても、卒論になる時代なのではないかと思う次第であリます。文学部系なら、成立しますよね。それは、ともかく、この二人はあと2回でゴールさせるべく動き出しましたね。

そして、その絵本を書いた張本人、玄里も動き出す。投資話がダメになった、二階堂の会社を救うべく、彼女が動き出す。この辺りの奇跡の仕込みかたは興味深い。こういう役をやるには、玄里という役者さんは神秘性を持っていますしね・・。

そんな、玄里と接点を持った中川大志が、二階堂の恋を邪魔せずに、クールにサポートしている姿はなかなか好感が持てますね。昨今の恋愛ドラマだからこその設定ですが、中川のラストも少し気になります。


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