「CODE~願いの代償~(第6話)」CODEの開発者まで辿り着き、危険は周囲にいっぱいの状況
最後の堀田真由と、CODE の開発者、伊藤歩の待ち合わせの流れは、伊藤がCODEから狙われてることを知ってのことだろう。なかなかスリリングな展開。そして、彼女を狙っているのは、やはり玉山鉄二。秘書的に突然出てきた中村ゆりかは何者?とにかくも、玉山が、松下奈緒の息子をいつでも殺せる位置にいることが不気味である。
まずは、松下奈緒が警察に確保されたことで、彼女が狙われる。もちろん、坂口健太郎も殺される流れになったまま。CODEというアプリは、一般人を巻き込んで容赦しない殺戮ゲームを繰り返す。反社の青柳翔がそこにいるのも、組の抗争などよりも割りがいいからだろう。CODEに従っていれば、金は入るし、復讐に会うこともない。警察だけが敵ということか・・。
そして、松下が元警察官で、鈴木浩介とは師弟関係にあった感じな流れ。これで、鈴木が松下にあっていた意味がわかる。松下をなかなか前に出さずに、鈴木をCODEの黒幕的に扱っていた脚本はなかなかお見事。そして、松下の口から、CODEには、プレイヤーをまとめるモニターがいるということを聞かされる染谷翔太。プレイヤーを管理し、報酬も高くなっていくということだろう。それにしても、青柳の報酬も鈴木を殺して、まだ1億2千万だった。やはり、報酬はそんなに高くはない。松下が3億稼ぐには何人殺せばいいのか?子供一人助けるための命の代償は大きすぎる。
染谷と松下が話してるところに、坂口がきて、そして、松下と坂口は狙われる。ここでの松下奈緒のアクション、なかなか決まっていた。スタントも入れてのことだろうが、違和感を感じさせないのはお見事。それなりに運動神経がいい人なのだろう。しかし、ピアニストでもある彼女、こんな激しい芝居をするのは、女優がやはり本業ということなのだろう。
そして、松下を護った坂口が撃たれる。主役が寝込んだところで、染谷と堀田がCODEを追うことになった話が挿入される。堀田の兄で、染谷の記者の先輩でもある、竹財輝之助がCODEによって殺害されたことがきっかけで、その復讐をしているということが明確にわかる。そして、竹財の顔を見て、松下が記憶を蘇らせる。そこに浮かんできたのがアプリ開発会社。その会社の開発者で存在がわかったのが、伊藤歩だったのだ。そして、伊藤と臼田あさ美が知り合いだったことがわかる。
パズルが一気に埋まってきて、実態が見えてきたが、その中で、青柳が病院に入る。松下の息子を殺すミッションか、坂口を殺すミッションか?とにかくもCODEというアプリの面倒臭さは明確になり、とにかくも、関わらないことが一番ということがわかってくる。話としては面白を保ちながらここまできたが、本当にリアルに今、似たようなアプリが世の中にあるのではないか?と思わせる怖さがずーっと私の脳裏にあるわけですよ。
そして、銃社会のアメリカなどでこういうアプリが出回ったら、酷いことがいっぱい起こりそうではある。テロリストなど、自爆バイト探しでこういうアプリを使うことも考えられる。平和ボケな日本でそういうことが起こらないでいるのは「別班」がいるからか?とか、他のドラマと繋げて考えたりもしてしまうが、本当に未来は見えないですよね・・。なんか、「ポンコツマイナンバーカード」などは、政府が何かを隠すためのものとしか思えない私であります。
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