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ライターを始めたワケ。嫁さんでも、お母さんでもない!「私」はダレ~専業主婦編~


「自分自信のチカラで、文章を書いて、お金をもらう」

12年間の「専業主婦」という肩書きから「Webライター」にかわって約半年が経つ。完全なる「プロ専業主婦」・・・熱しやすく冷めやすい私が、よくもまぁ辞めずに長く務めたもんだ。

いやっ、まだ兼業で勤めてはいるんだけど、すこし雑になってきたような気がするがそれほど私は気にしない・・・私は。きっと家族も気がついてはいるはずだが、何も言ってこないということは大丈夫なのだろう。ありがたやありがたや。




12年間、完全なる「プロ専業主婦」だったワケ     

なぜ働かなかったのか。私にもそれなりの事情がある。

①田舎では、車の運転ができないと働く場所がそうとう限られる。
(田舎の免許合宿岩手3週間の旅で免許取得、運転免許証=身分証明書)

②出産×2名=育児で忙しい(32・37歳で出産。30代半ばの育児は疲れる)

③子供を保育園に預けられても、いつ呼び出されるかわからない恐怖感。ヘルプ要員が近くにいない。

④少し自由なお金が入るとすぐに無駄使いをする=余計無駄に出費が増える
(例:職場に来ていく服、疲れたを理由に楽するためにお総菜を購入)
※幸いなことにコンビニ1つしかない田舎なので、お惣菜すら変える場所がない。出前ももちろんない・・・幸いなことに・・・。

などの理由(言い訳)があり、なんだかんだで完全なる「専業主婦」をしていた私。自分でいうのもなんですが、見かけによらず根がまじめな方なので、「掃除・洗濯・料理・育児」毎日きっちり・・・いやっ、それなりにできる範囲でしっかりと勤め上げたいタイプ。

もし私のこの「12年専業主婦」を給料換算したら、いったいいくらの給料価値があるのだろうかと考えることがある。
贅沢はしないが、節約などあまり考えず好きなように買い物をし、好きなものを買い、衣食住が安定している生活は旦那さんが働いてくれているおかげ。それをわかった上で、個人的には年収300万くらいはもらいたいものだ。

私は家事が好きなほうだから、あまり苦には感じないが、苦手な人には毎日が苦行で、町民3000人以下の田舎で家事だけって・・・すぐに逃げ出したくなるだろう。 

そんな私にも3年前、下の子の幼稚園入学を機に、なんとなんと9年ぶりに自分の一人時間ができたのだ!!子供が幼稚園へ行っている間の1日4時間半。                   はじめは、これでゆっくり買い物ができる、ママ友とどこのランチに行こうかと楽しい妄想で浮かれていた。

しかし、現実といえば、
6:00起床 お弁当×2(旦那さん、小2の息子)、朝ごはんの支度

8:20  幼稚園バスに乗せて見送り

8:30~10:00 朝の片づけ、掃除、洗濯、ちょっと休憩

10:00~1200 食材・日用品の買い物、学校行事(幼稚園&小学校)など

12:00~13:00 お昼休憩

13:05  幼稚園バス到着(帰りの巡回は降りる順番が早い)  

あれっ?私の癒しの時間はいずこに・・・。                  

小学生の兄もいるから、幼稚園&小学校の行事もWで増える始末。

田舎なので1学年の人数が10~20人くらいなのだが、その中から毎年幼稚園ではクラスから2名、小学校では4名のPTA役員を選出しないといけない。子供が2人いる家庭は、2~3年に一回はPTA役員が回ってくる。

少子化と言われている世の中だが、3人4人の子だくさんな家庭はまったくもって珍しくもないわが町。そんな家庭の保護者は毎年どこかで役員をやっているから、本当に偉い。      

話がそれてしまったが、自由な一人時間も満足に過ごせない有様で、やっと手に入れた貴重な2~3時間にパートに出ることは考えられなかった。

子供の体調変化は予測がつかず、働きに出てしまったら、緊急時に頼れる親も近くにいない。夫に頼って仕事の邪魔はしたくない変な意地もある。

いつ何があるかわからないスケジュールで、都合のいいパートや急な休みにも快く対応してくれる職場に出会うことはとても難しい。

専業主婦は暇で自由な時間はもちろんある。でも、朝起きてから寝るまで、時間外労働過多であることを、声を大にしていいたい!!

そして、パートだろうが正社員だろうが、一生懸命働きながら子育てや家事をこなす主婦(主夫)のみなさんは、体力も気力も本当にすごいのだ!偉すぎるとしか言いようがない。

ありがたいことに義理の母はいう
「今まで一生懸命育児頑張ってきたんだから、しばらくゆっくり休めばいっしょ~」(北海道弁)

旦那さんはいう
「中途半端に働いて、お金が入ったら無駄に使うタイプなんだから、働かなくていんじゃない?」
(訳:無駄使いするために働くなら、今の生活を見直して節約した方がよっぽどいい。)ごもっとも!

そんなワケで私は完全なるプロの「専業主婦」12年目をなんだかんだで迎えたのだが、子供が育つとともに私の自由時間(妄想時間)が増えていったのであった・・・。

それほど読みたくもないのに毎日つい見てしまうアプリ漫画や、時間つぶしになんとなく始めたゲームに24時間はまってしまったダメダメな毎日。

そんな生活にも飽きた頃、
「私の存在する意味って何なんだろう・・・私とは何者なのか・・・」
なんて、余計な時間があるから、まるで哲学者のようなコトを日々考えるようになるのである。


長くなってしまいましたので、今回はここでおしまい。

次回は、失われたトキメキは2次元から、乙女ゲームとアプリ漫画にはまったダメ主婦が「在宅ワークに出会った編」をお送りいたします。


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