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サバイバルペースラン -30km走の意味-

サブ3前後の人向けの練習会

本日、僕が唯一企画させて頂いている大濠公園での30kmペース走練習会でした。

これは定期的に行っており夏場の6-8月はキロ4'30のペースで月2回、シーズン中は主要レース約1ヶ月前にキロ4分近くにペースを上げて行っていたりします。

思えば去年、フル3時間前後の人向けのペース走の練習会って無いな〜と思い、身近な人を誘ったところ、そこから色々広がって今メッセージグループは30人を超えました。本当に有り難い限りです。

この練習会の特徴は、2周毎にペーサーが入れ替わること。先頭の2名が引っ張って2周走ったら最後尾に回る。次の2名がペーサーになって・・というのをグルグル繰り返します。

大濠公園を2時間ちょいかけて15周走るなんてタダでさえ飽きてくるので、多少でもメリハリがあった方が良いと思いこうしました。

先頭は全体のペースを維持する責任が生まれるので、そこだけでもピリッとできていい刺激になります。引っ張られるだけではペースメイクの力は付かないですし、このやり方は参加者の方にも好評です。まぁ、大先輩Kさんがされていた方法のパクりなんですが(笑)


さて、今日の参加者は11名。夏真っ盛り、当然キツくなることは必至なので、個人的にサバイバルペースランと位置づけ、6名が完走。(それ以外の方は脱落したというわけではなく用事があって抜けたりとかでしたがw)

ただ、終始曇っていて直射がなかったので比較的走りやすかったのはラッキーでした。それでも1,2周走ったらビショビショでしたが。

それにしてもこのラップ・・。皆さんキロ4'30を超えたら死ぬぐらいのプレッシャーで引っ張ってるんじゃないかな・・。まぁ僕も同罪なんですが。そして特に速い人が終盤物足りなくなってラスト2周ぐらいでキロ4分まで上げていくのもこの会の悪しき伝統(笑)

30km走の意味

個人的に30km走は、フルマラソンのタイム更新の為には一番の近道だと思っています。体力的な部分もありますが、メンタル面の2つのメリットが大きいです。

ひとつ目は自分の力を知ることができるということ。

僕の経験上ですが、練習で30km走れたペースは、そのままフルマラソンで通用します。例えばキロ5分で30km走れたら、フル本番では3時間半で走る実力があるということ。

自分の実力を知らないとレースプランも立てられず、当てずっぽうに走る羽目になりますから、これはかなり重要だと思います。

ふたつ目は、長距離に対するメンタルの耐性がつくこと。

不思議なもので、当初30kmなんてとんでもないと思っていたのが、定期的に何度か走ると「意外とこんなものか?」という感じになってくるのです。いや、もちろん辛いんですけどね。辛いのは辛いけど当初想像していたものとは大分軽減されたなというのを段々と感じることができます。

苦手意識の克服。これは本当に大きくて、モロ本番に影響します。「30kmまでは冷静に走ってそこからが本番だな」という感覚になれます。

練習会を企画したきっかけ

かなりシンプルで拍子抜けしてしまうかも知れませんが、雑誌ランナーズでサブ3などPB更新した人のインタビューを読むと、夏場、定期的に30km走を行っていたという内容を結構な頻度で見かけたためです。

では、それを実行してみよう!と。
しかし、僕の性格・メンタル上、一定のペースで1人30km走は絶対無理なので、タイムが近いお仲間さんの力を借りてしまおうという、かなりヨコシマな理由で皆さんにお声がけしています。

きっと参加者の皆さんも同じ気持ちだと思いますから、お互い様ということでなにとぞ(笑)

ただ持ちタイム関係なく参加できるとても自由な練習会ですので、誰でもウェルカムです。10kmだけ参加とかでもOKですので、興味のある方はお気軽にご連絡ください。

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