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あのね

ある言葉を受け取った。
ついにある言葉を受け取ってしまった。

その言葉がいつ自分に言い渡されるのか
ドキドキしながら、ここ2、3ヶ月を過ごしていた。
そしてついに、2日前その日が何の予告もなく急に訪れた。

「急な話にはなるんだけど、来週でもうこの職場に来ちゃダメになるかも知れないから覚悟しておいて。」

崩壊寸前の会社に入社し5ヶ月。
ついに従業員にまでお給料が振り込めないところまで来た。
もうきっとどう足掻いても無駄な抵抗になりそうだ。

長い義務教育をめんどくさいと思いながらもしっかりと受け
高い学費を払ってもらい四年生大学に進学。
そして22歳になりやっと社会でた。

常に誰かに守られ、安全に生きてきた。
そして社会に顔をヒョイっと出したての今
いよいよ無職へ導かれそうである。

さあどうする?
まだ海外に行くための貯金目標額は6割しか貯められていないし
ビザの発行も何も手をつけていない。
絶望的である。。

だがしかしこんなことを思いながらも
今の人生を意外と楽しんでいる自分がいる。
いろんなことが起こって面白いなあと。
お気付きだろうか?
変なところで信じられないぐらいポジティブなことを。

今日も1日が終わって、また明日も新しく1日が始まる。
どんな気持ちで寝床に就こうが、数時間後に太陽は何も知らなかった顔をして1日の始まりを知らせる。


p.s.「いつかのメリークリスマス」こんな真夏に聞いても寂しさが込み上げる。

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